レッドソックスが2年連続地区優勝
2017.10.1 11:25 Sunday
レギュラーシーズン最終カードとなるアストロズ4連戦に臨んでいるレッドソックス。優勝目前で足踏みをしていたが、ついに3度目の正直というべき3戦目で勝利を収めて2年連続ア・リーグ東地区制覇を決めた。
このシリーズの初戦は2対12で大敗、前日の試合は2対3と僅差で敗れてしまい決めることができなかった。今度こそ、という思いでチームの先発マウンドを任されたのは今季16勝を挙げているドリュー・ポメランツ。3回表に2死一・二塁のピンチを迎えるも冷静な投球で後続を断ち、その勢いにのって直近5試合で52得点を誇る強力アストロズ打線を6回無失点に抑えた。後半7回になると疲れを見せ始め、この回の先頭打者であるホゼ・アルトゥーベに左安を打たれたところで途中交代となった。2番手のカーソン・スミスが後続を抑えられず、ポメランツに自責点1がついた。それでも7回途中3被安打1失点の好投で先発としての役割を十分に果たした。
ポメランツを援護したい打線は4回裏、1死から連続四球で走者を一・二塁に置くと5番のハンリー・ラミレスと続くラファエル・ディバースの連続適時打でレッドソックスが2点を先制する。5回裏の攻撃でもアンドリュー・ベニンテンディの適時打などで3得点し、6回までに5点をリードした。
その後、後半に点を取り合った両チームの試合は6対2のスコアで最終回を迎えた。マウンドには絶対的守護神のクレイグ・キンブレルが立った。1死をとったもののブライアン・マッキャンに本塁打を打たれ、6対3と点差を詰め寄られる。続くキャメロン・メイビンにも二塁打を打たれてピンチを迎えるも後続を抑えてアウトはあと1つ。最後の打者となったジョージ・スプリンガーがカウント1-2からキンブレルが投じた渾身のフォーシームで空振り三振を喫すると本拠地、レッドソックスは歓喜の瞬間を迎えた。試合後、キンブレルは「スプリンガーを三振に抑えたときはもう最高の気分だったよ」と話している。
2位のヤンキースとのデッドヒートを制したレッドソックスはレギュラーシーズン161試合目でア・リーグ東地区の頂点に立った。ただし、アストロズとの戦いはまだこれからも続くことになり、今後はディビジョンシリーズで再び対戦することになっている。まずは明日の162試合目にも勝って良い形で次のステージに進みたいところだ。
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