マイナー落ちを経験したシュワーバーがNLDSに挑む
2017.10.6 13:02 Friday
日本時間10月7日から始まるナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)のカブス対ナショナルズはカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグが先発することになった。カブス打線は今季、防御率2.52と安定感を誇るストラスバーグを打ち崩さなければならない。その中でカイル・シュワーバーは好調さを維持してNLDSに挑む。
シュワーバーといえば昨年のワールドシリーズで5試合に出場し17打数 7安打 打率.412とチームの世界一に貢献した大型打者だ。レギュラーシーズンでは故障の影響もあり、無安打だった男の大活躍には多くのファンが驚いた。そして迎えた今季はジョー・マドン監督の戦略もあり1番打者に大抜擢され飛躍が期待された。しかしなかなか低打率からは抜け出せず、一時期はマイナー落ちも味わった。それでもマイナーから復帰した65試合では打率.255 18本塁打 31打点と好調を維持してポストシーズンに突入することになった。
マドン監督はシュワーバーにマイナー落ちを通告したときのことについて「シュワーバーを直接、監督室に呼んで直接マイナー行きを伝えた。そうすると彼は打撃不振に喘ぐ状況を理解していることもあってすぐに納得したよ」と振り返った。その後はマイナーで11試合に出場し打率.343 4本塁打 9打点と打ちまくり、日本時間7月7日にメジャー復帰を果たしている。
今季は30本塁打を放ったが打率.211と打撃に課題を残したシュワーバー。昨年のワールドシリーズのような活躍ができればチームの2年連続の世界一に向けて大きな戦力となるだろう。まずはキャリア初対戦となるストラスバーグを打ち込むことで勢いに乗りたいところだ。
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