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【WS第6戦】ヒンチ監督がマカラーズJr.投入の可能性を示唆

2017.11.1 10:45 Wednesday

 ドジャースが第7戦の先発にダルビッシュ有を指名している一方、アストロズはまだ第7戦の先発予定投手を決定していない。ランス・マカラーズJr.が最有力候補と見られているが、アストロズのA.J.ヒンチ監督はもし必要であれば第6戦にクローザーしてマカラーズJr.を投入する可能性を示唆している。

 「(第6戦でマカラーズJr.をクローザーとして投入する)可能性はあると思うよ。あらゆる可能性がある。試合に勝とうとするわけだからね。あるかどうかわからない第7戦のために戦力を温存するのは得策ではないと思うんだ。確実なのはバーランダーが先発するということだけだよ。彼がどのような投球をして、どれだけ長いイニングを投げられるかを見守るつもりさ。ナ・リーグの球場では代打のタイミングも重要だから、彼が長いイニングを投げられるかどうかは状況次第かな」とヒンチ監督はジャスティン・バーランダーの好投に期待しつつも、試合展開によってはマカラーズJr.を含め、投手陣を総動員する意思があることを明言している。

 ヒンチ監督の頭の中には第6戦に勝利して世界一を決めることしかない。「今夜は勝つために戦うんだよ。もし残り2試合のことを考えて采配を振るうようなことをしてしまうと、結果的に2試合を戦わなければならなくなってしまう(=第6戦は負けてしまう)と思うんだ。だからまずは第6戦に全力を注ぐよ。第6戦に勝つために全選手を起用しなければならないなら、そうするだけさ」と第7戦のことを考えず、第6戦の勝利に全力を尽くす方針だ。

 第6戦でアストロズが勝利すれば、アストロズにとっては球団創設55年目にして初めてのワールドシリーズ制覇となる。ホゼ・アルトゥーベ、カルロス・コレア、ジョージ・スプリンガーらを軸とした強力打線が投手陣を支え、8月末には切り札とも言えるバーランダーの獲得に成功してここまで勝ち抜いてきたアストロズ。第6戦に勝利し、歓喜の瞬間を迎えることはできるのだろうか。


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