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ヤンキースの新監督探しがスタート 面接1人目はトムソン

2017.11.9 16:34 Thursday

 日本時間11月9日、ヤンキースが新監督探しへのプロセスをスタートさせた。多数の候補者との面接が予定されているなか、先陣を切ったのは28シーズンにわたって球団に在籍し、今季までベンチコーチを務めていたロブ・トムソンだ。

 現在54歳のトムソンは今季がヤンキースの一員として過ごす28年目のシーズンとなった。1988年シーズンを最後に現役を退いたトムソンは1990年、26歳の若さでヤンキース傘下A級の三塁ベースコーチに就任。そこから球団フロントや選手育成部長などを経て、2008年からはヤンキースでコーチを務めてきた(2009~2014年の6年間は三塁ベースコーチ、それ以外はベンチコーチ)。2010年オフにはブルージェイズの監督候補となり、今年5月にジョー・ジラルディが娘の卒業式のためにチームを離れた際には1試合だけ指揮を執っている。

 さらに、球団OBであるデービッド・コーンとジョン・フラハティも監督業に興味を示している。両者とも新監督就任に意欲を見せ、監督業に興味を持っていることをブライアン・キャッシュマンGMに伝えたようだ。コーンは「もし話があれば、面接を断るつもりはないよ。難しい仕事だけど、名誉ある仕事だし、適切な人物を見つけるためにプロセスを踏まなければならないことも理解している」とコメント。フラハティも「キャッシュマンGMに自分が興味を持っているということを知っておいてもらいたかったんだ。これから何が起ころうとも、僕はすべて受け入れるよ」と語っている。

 キャッシュマンGMは誰が候補者として浮上しているのか、誰と面接予定なのか、といったことについては「候補者について話すつもりはない」と沈黙を貫いている。現地メディアの報道ではトムソン、コーン、フラハティのほか、ジェイ・ベル、ジェリー・ヘアーストンJr.、トレイ・ヒルマン、ラウル・イバニェス、ピート・マッカニン、ジョシュ・ポール、アル・ペドリク、トニー・ペーニャ、レジー・ウィリッツらの名前が挙げられており、新監督決定にはもうしばらく時間が掛かりそうな気配が漂っている。


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