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ヤンキースがプロファー獲得に興味?

2017.11.17 14:29 Friday

 ポジションに空きがあるようには見えないが、ヤンキースがジュリクソン・プロファー(レンジャーズ)の獲得に興味を示しているとの報道がある。MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、ヤンキースは内外野を守れるユーティリティとしてプロファーの獲得を検討する可能性があるようだ。

 かつては球界ナンバーワンのプロスペクトと評価されていたプロファー。しかし、故障により2シーズンを全休し、その後の2シーズンも期待はずれ(今季は22試合で打率.172、OPS.501)。プロファーの才能に期待する声は徐々に聞かれなくなりつつある。そんな中、シャーマンはヤンキースがプロファー獲得に興味を持っているとの情報を伝えた。

 ヤンキースは一塁にグレッグ・バード、二塁にスターリン・カストロ、遊撃にディディ・グレゴリウス、左翼にブレット・ガードナー、右翼にアーロン・ジャッジがおり、三塁にはチェイス・ヘッドリーやグレイバー・トーレス、中堅にはジャコビー・エルズベリーやアーロン・ヒックスがいる。プロファーは出場機会を求めていると報じられており、ヤンキースがプロファーの希望に沿ったチームであるとはとても思えない。ヤンキースがプロファーに興味を持っているとすれば、それは内外野をどこでも守れるというユーティリティ性を評価しているからだろう。

 一方、シャーマンはレンジャーズがヤンキースの若手投手陣に興味を持っているとも伝えている。ルイス・セッサ、ブライアン・ミッチェル、ケイレブ・スミス、チェイセン・シュリーブ、ジョナサン・ホルダーといった投手たちがそれに該当する。レンジャーズは投手の補強が今オフの課題となっており、こうした興味はうなずける。

 プロファー自身の希望は別として、見返りに投手を得られるのであればレンジャーズがプロファー放出に動く可能性は十分にある。プロファーはすでにオプションが切れており、マイナーに降格させる場合にはウエーバーを経由しなければならないからだ。ウエーバーにかければ他球団が獲得に乗り出す可能性は高い。そうなる前にトレードで放出してしまおうと考えるのは当然の判断だろう。

 かつての球界ナンバーワン・プロスペクトは開花のときを迎える前に放出されてしまうのか。あるいは、プロファーのポテンシャルを信じてレギュラー級の出場機会を保障する球団は現れるのか。トップ・プロスペクトがキャリアのターニング・ポイントを迎えようとしている。


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