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44歳・イチローは来季もメジャーで現役続行を希望

2017.12.26 15:00 Tuesday

 マーリンズに来季の契約オプションを破棄され、フリーエージェントとなっているイチロー。50歳まで現役を続けたい意向を明らかにしている安打製造機は、当然ながら来季もメジャーでプレイするつもりでいる。将来の殿堂入り選手にメジャー18年目となるプレイ機会を与える球団は現れるのだろうか。

 イチローは「ペットショップで売れ残っている大きな犬みたいな感じですよね。もちろん、来年も野球をやりたいですよ」とオファーを待ち続ける状況における自らの心境を口にした。通算3080安打を放っているイチローはすでに将来のアメリカ野球殿堂入りを確実視されており、有資格初年度での殿堂入りの可能性すら取り沙汰されるほど。しかし、イチローが殿堂入りを果たす日はもうしばらく訪れない可能性が高い。50歳までプレイし続ける希望を持っているからだ。

 今季のイチローは代打を中心に136試合に出場し、打率.255、3本塁打、20打点、OPS.649を記録。メジャー17年目にして自己最少の215打席に終わり、50本しかヒットを打てなかった。春先はなかなか調子が上がらず、5月末の時点で打率.176に低迷していたが、6月以降は打率.297、後半戦に限れば打率.299と3割近い打率をマーク。まだまだチームに貢献できることをしっかりアピールした。

 メジャー球団からオファーがなかった場合に日本球界へ復帰する可能性を問われたイチローは「可能性という言葉にはたくさんの使い方がある。ゼロでない限り、可能性はあるけど…」とその可能性を完全には否定しなかった。しかし、あくまでも最優先はメジャーでの現役続行であり、時間の許す限りオファーを待ち続けることになるだろう。

 今オフは例年以上に市場の動きが遅く、イチローのような控え選手の契約が決まるのはスプリング・トレーニングが始まるギリギリの時期になることが予想される。メジャー契約のオファーがなく、マイナー契約からのスタートを強いられる可能性もある。しかし、イチロー自身がメジャーでの現役続行を希望しているのと同様に、多くの野球ファンが来季もメジャーの舞台でイチローの雄姿を見たがっていることは間違いない。現役を続行する機会が与えられることを祈るばかりである。


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