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ベッツが「ワールドシリーズ」で「パーフェクト」達成!

2017.11.13 15:07 Monday

 アメリカでは学生時代に複数のスポーツをすることは珍しくなく、過去にはMLBとNFLの二刀流選手もいたほどだ。レッドソックスのムーキー・ベッツはボウリングの腕前が一流であることで知られており、2015年オフにはボウリングのワールドシリーズに出場。2度目の挑戦となった今オフ、ベッツはパーフェクト・ゲームを達成する快挙を成し遂げた。

 ボウリング好きだった母親の影響でボウリング場に通うようになり、高校までは野球部とボウリング部に所属していたというベッツ。2015年オフにアメリカのプロボウラーズ協会の招待によりボウリングのワールドシリーズに初出場したが、このときは平均スコア190で予選敗退となった。今回はそのときのリベンジをかけて2年ぶりの出場。40ゲームを投げ、平均スコアの上位25%が次のラウンドへ進出する予選に臨んだ。

 最初の5ゲームを計1008点(平均201.6)でスタートしたベッツは、第6~10ゲームを計1018点(平均203.6)、第11~15ゲームを計1006点(平均201.2)、第16~20ゲームを計1083点(平均216.6)、第21~25ゲームを計1094点(平均218.8)と平均スコア200超えを連発。前回出場時からの成長を印象付けた。しかし、予選突破ラインは平均スコア220を超えており、ベッツの予選突破は難しい状況に。第26~30ゲームでは計984点(平均196.8)、第31~35ゲームでは計972点(平均194.4)に終わり、予選突破は絶望的となった。

 そして第36ゲームでは今回の予選で自己最悪となる169点に終わり、順位はさらに後退。しかし、続く第37ゲームでは12球連続でストライクを投じ、見事にパーフェクト・ゲームを達成した。これにより一気に順位を40ランクもアップさせたが、第36~40ゲームの計1059点(平均211.8)を加えて最終的な平均スコアは205.6となり、188人中158位タイで予選敗退となった。

 ベッツによると今回のパーフェクト・ゲームはおそらく自身10回目だという(プロボウラーズ協会のツアーイベントでは初めて)。「ボウリングは永遠に僕の人生の一部だし、やめることはないと思うよ」と語ったベッツだが、「競争するのは好きだけど、もっと上手くなる必要があるね」とさらなる上達を誓っていた。なお、ベッツの今季成績は153試合に出場して打率.264、24本塁打、102打点、26盗塁、OPS.803。オールスター・ゲーム選出とゴールドグラブ賞受賞は2年連続であり、FanGraphs版のWARではリーグ10位の5.3を記録した。


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