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ジャッジが左肩手術 春季キャンプには間に合う見込み

2017.11.22 10:57 Wednesday

 日本時間11月22日、ヤンキースは今季のア・リーグ新人王に輝いたアーロン・ジャッジが日本時間11月21日に左肩の関節鏡視下手術を受けたことを発表した。来春のスプリング・トレーニング開始までには全快する見込みとなっている。

 ジャッジは手術を受けるためにロサンゼルスへ飛び、ニール・エラットラシェ医師による施術を受けた。今回の手術には遊離体の除去やクリーニングが含まれているとのこと。来季の活躍に備えて、身体のメンテナンスを行った格好だ。

 今季のジャッジは155試合に出場して打率.284、52本塁打、114打点、OPS1.049の大活躍。月間最優秀新人に4月、5月、6月、9月と4度も選出されたほか、6月と9月には月間MVPを受賞し、1987年にマーク・マグワイアがマークした49本塁打の新人本塁打記録を更新して満票でア・リーグ新人王に選出された。ア・リーグ最多得票でオールスター・ゲームにも選出され、オールスター・ゲーム前日のホームラン・ダービーでは圧巻のパフォーマンスで初出場初優勝。シルバースラッガー賞も受賞し、メジャーの歴史に残るルーキー・イヤーを過ごした。

 ア・リーグMVPの投票ではホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)に敗れたものの、それでも堂々の2位にランクイン。1975年のフレッド・リン、2001年のイチローに次ぐ史上3人目の「MVP&新人王ダブル受賞」はならなかったが、今季のメジャーリーグを盛り上げた主役の一人であったことは間違いないだろう。

 来季はジャッジにとって「2年目のジンクス」と戦う重要なシーズンとなる。大手データサイトのFanGraphsが公開している成績予測では打率.253、37本塁打、97打点、OPS.883という数字になっており、今季の活躍を再現するのは難しいと予想されているが、夏場の不振を脱して9月に大爆発を見せたジャッジだけに、予想を上回る活躍を見せる活躍も十分。規格外の大型スラッガーのさらなる活躍に期待したい。


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