レッドソックスがマルティネス&ホズマーの両獲りを目指す?
2017.12.15 16:29 Friday
打線強化のために強打者の獲得を目指しているレッドソックスだが、まだ強打者の獲得には至っていない。現地の報道によると、レッドソックスはフリーエージェント市場でJ.D.マルティネスとエリック・ホズマーの両獲りを目指しているようだ。
ジャンカルロ・スタントンが宿敵・ヤンキースへ移籍し、マーセル・オズーナのカージナルス移籍も決定。強打者の獲得を目指すレッドソックスの選択肢は少しずつ減り始めている。マルティネスとホズマーの両獲りに動く可能性が報じられているレッドソックスだが、ボストン・ヘラルドによると、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長はこの報道について肯定も否定もしなかったという。
今季のマルティネスは故障で出遅れた影響もあって489打席のみの出場にとどまったものの、打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066の好成績をマーク。特にダイヤモンドバックス移籍後は62試合で29本塁打、65打点と打ちまくり、シーズン通算の長打率.690はメジャートップの数字だった。ホズマーはスラッガーというよりは好打者タイプの選手であり、今季は打率.318、25本塁打、94打点、OPS.882をマーク。打率とOPSは自己ベスト、本塁打数は自己最多タイの数字であり、初めてシルバースラッガー賞を受賞した。
レッドソックスの外野はアンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツの3人で埋まっており、一塁または指名打者にはハンリー・ラミレスがいる。ここにマルティネスとホズマーが加わると5つの枠を6人で争うことになり、6人のうち1人が余剰戦力となってしまう。そのため、マルティネスとホズマーの両獲りを現実的でないとする見方もあるが、打線の強化を目指すのであればマルティネスとホズマーを両獲りし、ブラッドリーJr.をトレードに出してしまうのも一つの選択肢となるだろう。
マルティネスを逃せば40本塁打クラスのスラッガーを獲得することがほぼ不可能となるレッドソックス。ドンブロウスキーは「パワーヒッターを打線に加えるのは素晴らしいことだ。でも、パワーヒッターなしでも点を取ることはできる。2015年にワールドシリーズを制覇したロイヤルズがそうだった」と語っているが、マルティネスがチームのニーズに最もフィットする存在であることは間違いない。果たしてドンブロウスキーはどのような決断を下すのか。今後の動向に注目だ。
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