パドレスが「防御率9点台右腕」と1年契約で再契約
2017.12.18 14:57 Monday
日本時間12月18日、パドレスは今季終了後にフリーエージェントとなった右腕、ジョーダン・ライルズと1年契約で再契約を結んだことを発表した。これに伴いパドレスは40人枠に空きを作るために左腕のトラビス・ウッドをDFAとしている。
今季のライルズはロッキーズでブルペンの一員として開幕を迎え、33試合にリリーフ登板。しかし、46回2/3で11本塁打を浴びるなど、防御率6.94、被打率.316と打ち込まれ、7月下旬にDFA、8月上旬に解雇となった。その一週間後にパドレスとマイナー契約を結び、セプテンバー・コールアップによってメジャーへ昇格して5試合に先発。ところが、23回で5本塁打を浴び、防御率9.39、被打率.343と投球成績はさらに悪化。シーズントータルでは38試合(うち5先発)に登板して1勝5敗、防御率7.75というキャリアワーストの成績に終わった。
惨憺たるシーズンを過ごしたライルズだが、パドレスは先発ローテーション候補の一人として再契約。2018年の年俸は75万ドル、2019年の契約は球団オプションとなっているようだ。現時点でパドレスの先発ローテーションはクレイトン・リチャード、ディネルソン・ラメット、ルイス・ペルドモの3枠が当確といった状況。ライルズは残りの2枠をかけてロビー・アーリン、ブライアン・ミッチェル、コリン・レイ、マット・ストラームらと競争することになりそうだ。
一方、DFAとなったウッドは30歳の左腕。今年7月にブランドン・マウアー、ライアン・バクター、トレバー・ケーヒルとの3対3のトレードでストラーム、エステウリー・ルイーズとともにパドレスへ加入し、加入後は11先発で3勝4敗、防御率6.71に終わっていた(シーズントータルでは39試合で4勝7敗、防御率6.80)。パドレス加入時点での残り契約をすべてロイヤルズが負担することになっていたが、その条件下でもパドレスはウッドをチームに不要な存在と判断したようだ。カブスでプレイした2016年には77試合に登板して防御率2.95をマークしており、ウッドを欲する球団は現れるかもしれない。
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