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パドレスがオールスター左腕・ハンドと契約延長

2018.1.15 12:00 Monday

 日本時間1月14日、パドレスは昨季オールスター・ゲーム初出場を果たしたリリーフ左腕、ブラッド・ハンドと3年+球団オプション1年で契約を延長したことを発表した。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、今回の3年契約は総額1800万~2000万ドル程度になるようだ。

 2016年4月にマーリンズからDFAされてウエーバーにかけられ、パドレスに加入したハンド。移籍1年目の2016年に82試合に登板して4勝4敗1セーブ21ホールド、防御率2.92、被打率.195の好成績をマークすると、昨季はシーズン途中でクローザーに抜擢され、72試合で3勝4敗21セーブ16ホールド、防御率2.16、被打率.191と前年を上回る素晴らしい活躍を見せた。再建期のパドレスがハンドと契約延長を結んだことは、パドレスがハンドを再建完了後もチームに必要な戦力と見なしていることの証であると言えるだろう。

 ハンドは「とても興奮しているよ。言葉では言い表せないね。球界では何が起こるかわからない。2年前、パドレスは僕に活躍の場を与えてくれたし、僕のなかに何かを見出してくれた。本当に感謝しているんだ」と語り、自らの才能を引き出してくれたパドレスとの契約延長を喜んだ。A.J.プレラーGMは「間違いなく、彼は大きな舞台で力を発揮できる男だ。この2年間、彼は球界でベストのリリーバーの一人だった。チームのために様々な役割をしっかりこなしてくれたよ」と、オールスター左腕に最大級の賛辞を贈った。

 昨夏、トレードによる放出の可能性が取り沙汰されたハンドだが、今回の契約延長後も他球団からの関心がなくなるわけではない。その点については本人も自覚しており、「トレードの噂を最優先に考えたことなんて一度もない。僕がいつも言っているように、トレードは僕がコントロールできないものだからね。今回の契約延長はトレードの可能性がなくなったことを意味するわけではない。今後もトレードの噂が出続けることは覚悟しているよ」とコメント。しかし、与えられた役割に集中する姿勢は今後も変わらない。

 「これからメジャーに昇格してくるであろうプロスペクトたちの活躍を見るのが本当に楽しみだよ」とハンドが語るように、パドレスは球界屈指のマイナー組織を抱えている。その才能豊かな若手投手たちを、ハンドがリーダーとして牽引してくれるはずだ。


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