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【戦評】ブリュワーズが強い!11得点でカブスに大勝

2017.7.7 16:52 Friday

 快進撃を続けるブリュワーズの勢いが止まらない。5月に雨天中止となった試合の振り替えとして行われた1日限りのカブスとの首位攻防戦に大勝し、2位カブスとの差は今季最大の4.5ゲームに広がった。

 首位を走るブリュワーズと、なかなか波に乗れないカブス。両チームの状態の差がそのままスコアに表れたかのような試合展開となった。ザック・デイビーズ(ブリュワーズ)とマイク・モンゴメリー(カブス)の両先発で始まったこの試合だったが、1回表にブリュワーズが2番ドミンゴ・サンタナと5番エルナン・ペレスのタイムリーで幸先よく2点を先制。3回表には3番ライアン・ブラウンの10号ツーランでリードを4点に広げ、直後の3連打でモンゴメリーをノックアウト。2番手ジャック・レザーシッチも攻略し、2つの押し出し、犠牲フライ、2番サンタナのタイムリーで、結局この回は大量7得点のビッグイニングとなった。

 3回裏に1点を返したカブスは、4回裏に6番ウィルソン・コントレラスに11号ソロが飛び出し、反撃ムードが高まり始める。しかし、続く7番ジェイソン・ヘイワードの左中間への大飛球をセンターのキーオン・ブロクストンが好捕し、ブリュワーズは試合の流れを渡さない。直後の5回表に4番ヘスス・アギラーのタイムリーなどで2点を追加し、ブリュワーズは試合を決めた。

 6回2失点と好投したデイビーズは防御率4.90ながら早くも今季10勝目をマーク。9イニングあたりのランサポートは7.40と、打線の援護にも恵まれ、チーム一番乗りで2桁勝利に到達した。2本のタイムリーを放ったサンタナは4安打の活躍。逆方向に放り込めるパワーが最大の魅力だが、打率.288、出塁率.380、9盗塁と今季は出塁能力や機動力でもチームに貢献している。

 「デイビーズは素晴らしい仕事をしてくれた。彼にとって今日一番良かったのは、たびたび有利なカウントを作れていたことだ」とクレイグ・カウンセル監督はデイビーズの好投を称えた。この試合の勝利により、前半戦を地区首位で終えることが確定。貯金8は2014年9月2日以来3年ぶりである。実績の少ない選手がロースターの大半を占めるブリュワーズだが、実績が少ないからこそガムシャラに目の前の1勝を追い求め、その姿勢が快進撃に繋がっているのだろう。「誰も予想してなかったと思うけど」とブラウンは語ったが、どうやらブリュワーズの強さは単なる勢いではなさそうだ。


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