ハイメ・ガルシアのツインズ移籍がついに決定
2017.7.25 11:43 Tuesday
「トレード成立間近」と伝えられてから動きが止まっていたハイメ・ガルシア(ブレーブス)のツインズ移籍がようやく正式に発表された。ツインズはブレーブスからガルシアと控え捕手のアンソニー・レッカーを獲得し、19歳の右腕ワスカル・イノアを放出。ブレーブスはレッカーの残り年俸のうち10万ドルのみを負担し、それ以外のガルシアとレッカーの年俸は全てツインズが負担することになっている。
当初はイノアではなく24歳の右腕ニック・バーディが交換要員に挙げられていたが、今年5月にトミー・ジョン手術を受けたバーディの状態にブレーブスが懸念を抱き、交換要員の調整が続けられていた。最終的にはツインズがガルシアに加えてレッカーも引き取り、ホワイトソックスでプレイするマイケル・イノアの弟であるワスカルを交換要員とすることで話がまとまったようだ。
ツインズは故障者続出によりアービン・サンタナとホゼ・ベリオスに次ぐ先発投手に人材を欠き、新人アダルベルト・メヒアが先発3番手に位置づけられる苦しい状況が続いていた。ガルシアは前半戦こそ16先発で2勝7敗、防御率4.55と低調だったが、後半戦は2先発とも7イニングを投げ、2勝0敗、防御率2.57と好投しており、先発投手不足に悩むツインズにとって大きな戦力となることは間違いない。地区優勝やワイルドカードを狙える位置につけているだけに、ガルシアにはとにかくチームを勝利に導く働きが求められることになるだろう。
一方、ブレーブスはこのトレードにより470万ドル以上を節約することに成功した。ブレーブスは数年保有可能なエース級の先発投手の獲得を目指していると報じられており、資金に余裕が生まれたことでソニー・グレイ(アスレチックス)らの獲得に本腰を入れると見られている。「我々はトレード市場において買うことも売ることも検討してきた。短期的にも長期的にもチームの手助けになる機会を今後も探し続けていく」と語るジョン・コッポレラGMが今後どのように動くのか注目したい。
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