オルティスが「永久に」レッドソックスの一員に
2017.9.14 10:53 Thursday
史上最強の指名打者であり、ボストンのヒーローでもあるデービッド・オルティス。現役引退からおよそ1年が経過し、レッドソックスはオルティスが様々な役割をこなしながら「永久に」レッドソックスの一員であり続けることを発表した。
レッドソックスは日本時間9月14日、オルティスとの間でユニークかつ前例のない合意に達したことを明らかにした。オルティスは現役選手に対するメンター、フリーエージェント選手に対するリクルーターを務めるほか、「球団の顔」的な存在として活動するなど、様々な役割を担うことになるという。そして、この合意は「永久に」レッドソックスとオルティスを結びつけるものになるようだ。
オルティスは昨年限りで現役を引退。通算541本塁打、1768打点、OPS.931という素晴らしい成績を残し、オールスター選出10度、ワールドシリーズ制覇3度など、輝かしい実績を誇っている。20シーズンにわたるメジャー生活のうち14シーズンをレッドソックスの一員として過ごし、レッドソックスで背負った「34」は球団史上11人目の永久欠番となった。また、指名打者として記録した485本塁打、1569打点、2191安打はいずれも史上最多の数字である。
「大好きなレッドソックスを手助けすることができて嬉しいよ。若手選手にアドバイスをするにしても、ボストンより良い街はないとフリーエージェント選手を説得するにしても、コミュニティの中で球団を代表するにしても、レッドソックスの一員でいられることは素晴らしいことだ。決してこの球団を離れることはないだろう、と感じているよ」とオルティスは喜びを口にした。
レッドソックスの筆頭オーナーであるジョン・ヘンリーは「レッドソックスでプレイした14年の間に、我々はフィールドの内外でオルティスがどんな人間であるかを知った。フィールドでの彼の技術や成功は、彼の魂や情熱、強い心によるものだ。我々の組織を代表する存在として彼以上の人間は思い付かない。オルティスはファミリーの一員だと公式に発表することができて非常に嬉しい」とオルティスの人間性を絶賛した。オルティスの存在はフィールドの内外において、レッドソックスにとって大きな武器となるに違いない。
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