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カブス・上原 まもなく戦列復帰へ

2017.9.14 11:23 Thursday

 右膝を中心としたコンディション不良により日本時間9月3日を最後に登板がない上原浩治(カブス)だが、まもなく戦列に復帰できるようだ。日本時間9月14日に実戦形式での登板を行っており、日本時間9月16日までには戦列に復帰できると見られている。

 上原は実戦形式での登板に至るまでに2度のブルペン・セッションを行った。8月上旬に右首痛で故障者リスト入りし、8月中旬の戦列復帰後は6試合に登板して防御率7.20と精彩を欠いていたが、不調の原因となっていたコンディション不良は解決されつつある。今季はここまで49試合に登板して3勝4敗2セーブ14ホールド、防御率3.98を記録。8月中旬以降の不調により防御率は4点近くまで悪化してしまったが、三振奪取能力の高さと安定した制球力は健在であり、ポストシーズンでの経験も含めてカブスにとって大きな戦力となるに違いない。

 一方、右ハムストリング痛により日本時間9月5日を最後に登板がないジェイク・アリエタは未だ戦列復帰の見通しが立っていない。アリエタはこれまでに2度のキャッチボールを行ったが、ブルペン・セッションの予定は決まっておらず、復帰にはもう少し時間が掛かりそうな状況だ。ジョー・マドン監督はアリエタがブルペン・セッションを開始するまで復帰時期についての言及を避けている。

 カブスは今週末に地区優勝を争っているカージナルスとの直接対決を控えている。ここまでにアリエタが戦列復帰を果たす可能性は限りなく低く、ジョン・ラッキー、カイル・ヘンドリックス、ホゼ・キンターナのローテーションでカージナルス3連戦に臨むことになりそうだ。

 日本時間9月13日の全試合が終了した時点で2位カージナルスに2ゲーム差をつけて地区首位を走っているカブスだが、2年連続となる地区優勝は決して安泰な状況ではない。目標であるワールドシリーズ連覇のスタートラインに立つためには、上原、アリエタ、アディソン・ラッセルといった故障者が戦列復帰を果たし、本来の実力を発揮することが必要だ。レギュラーシーズンは残り18試合。王者・カブスの戦いに注目したい。


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