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カブスがNLDS初戦を完封リレーで勝利

2017.10.7 18:28 Saturday

 日本時間10月7日、ナ・リーグでも地区シリーズ(NLDS)が開幕した。最初に対戦したのはカブスとナショナルズで第1戦は3対0でカブスが完封リレーで勝利を収めた。試合はカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグによる投手戦が展開された。

 2年連続の世界一を目指すカブスは後半戦の防御率2.19と抜群の安定感を誇ったヘンドリックス。一方のナショナルズは今季15勝を挙げたストラスバーグによる好投手同士の投げ合い。注目の立ち上がり、まず最初にマウンドに立ったストラスバーグは2者連続三振を含む3人の打者を簡単に抑えた。対するヘンドリックスは2番のブライス・ハーパーの右安により出塁を許すも後続を抑えてこちらも無失点で切り抜けた。この後、エンジンがかかった両投手は走者を出すも得点を許さず、5回までは試合の行方がどちらに転ぶのかわからない状態だった。

 試合が動いたのは6回表のカブスの攻撃。5回終了まで8奪三振とほぼ完ぺきな投球な披露していたストラスバーグを攻める。先頭打者のハビアー・バイエズが三塁を守るアンソニー・レンドンの失策で出塁するとヘンドリックスの送りバントで1死二塁のチャンスをつくる。その後、2死となるが2番打者のクリス・ブライアントが右安を放ち、ついに均衡が破れた。続くアンソニー・リゾも適時打を放ってこの回、カブスは2得点を挙げた。リゾは8回表の攻撃でも2死三塁から二塁打を打ち、3点目をもぎとった。

 3点差を追うナショナルズはヘンドリックスが7回で降板した後も2番手のカール・エドワーズJr.を打ち崩せず、試合は最終回へ。9回裏のマウンドにはカブスの守護神、ウェイド・デービスが立った。打順は4番のダニエル・マーフィーから始まったが二ゴロ、続くライアン・ジマーマンが三振に倒れて簡単に2死となった。そして最後の打者はジェイソン・ワース。反撃ののろしをあげたいところだったが、2球目のフォーシームを打つも打球は捕手、ウィルソン・コントレラスのミットに収まって試合終了となった。

 先発のヘンドリックスは7回 2被安打 無失点。一方のストラスバーグも7回 3被安打 10奪三振 2失点と両投手とも好投したが、6回の得点が明暗を分けた試合となった。明日の第2戦はジョン・レスターとジオ・ゴンザレスが先発予定。果たして両左腕がどのような投球を披露するのか、次戦も好試合になりそうだ。


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