プライスの左肘は手術の必要なし
2017.10.12 12:23 Thursday
今季は左肘の故障に苦しみ、2度の故障者リスト入りを経験するなど不本意なシーズンを過ごしたデービッド・プライス(レッドソックス)だが、デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長はプライスの左肘の状態が良好であり、手術の必要はないとの見通しを明らかにした。
左肘痛により開幕を故障者リストで迎えたプライスは、日本時間5月30日に戦列復帰。そこから11試合に先発して5勝3敗、防御率3.82をマークしたが、日本時間7月29日に左肘炎症により再び故障者リスト入り。手術を回避し、日本時間9月15日に戦列復帰を果たしたが、復帰後はポストシーズンを含めてリリーフで起用された。レギュラーシーズンでは5試合にリリーフ登板して8.2イニングを投げ、1勝0敗、防御率0.00、13奪三振、ポストシーズンでも2試合にリリーフ登板して6.2イニングを投げ、防御率0.00、6奪三振と好投。左肘の状態に問題がないことを十二分にアピールした。
シーズンの大半を故障者リストで過ごし、手術の可能性も取り沙汰されたプライスだったが、「手術は必要ないと思うよ。医者もそう言っていた」とドンブロウスキー。「シーズン終盤、彼がボールを投げる様子を見ていただろう?彼が来季の先発ローテーションに居てくれることをとても嬉しく思っているよ」とプライスが再び先発ローテーションの軸として活躍してくれることに期待を寄せていた。
今季はクリス・セールとドリュー・ポメランツの左腕コンビが17勝をマーク。そこに完全復活したプライスが加われば、球界ナンバーワンと言っても過言ではない強力左腕トリオが完成する。期待外れのシーズンを過ごしたリック・ポーセロを含めて先発4番手までは確定。打線強化を目指すレッドソックスにとって、投手陣の戦力がある程度計算できる状態にあるのは朗報だろう。レッドソックス加入後の2年間は消化不良のシーズンを送っているプライスだが、来季こそはチームをワールドシリーズ制覇へ導く大活躍を期待したい。
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