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  • ジャイアンツ完封勝利 捕手カサリは5連続完封の快挙

    2021.4.23 13:30 Friday

    【マーリンズ0-3ジャイアンツ】@オラクル・パーク

     ジャイアンツの正捕手といえばバスター・ポージーだが、そのポージーの控えとして今季から加入したカート・カサリが球史に残る快挙を成し遂げた。初回に2点タイムリーを放ったカサリは5人の投手を巧みにリードしてチームを完封勝利に導き、これでスタメンマスクを被った試合は5連続完封勝利。エリアス・スポーツ・ビューローによると、1900年以降で5人目、5試合とも先発投手が異なるのは史上初の快挙となった。

     スタメンマスクを被った試合での連続完封記録は1903年にエド・フェルプス(パイレーツ)がマークした6試合。このとき、パイレーツはディーコン・フィリップ、サム・リーバー、カイザー・ウィルヘルム、エド・ドヒーニー、フィリップ、リーバーの順に4人の投手が6試合連続で完封勝利をマークした。しかし、カサリの5試合はジョニー・クエイト、アンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッド、ケビン・ゴーズマン、アーロン・サンチェスと異なる5投手が先発。これは5連続完封勝利を記録した5人の捕手のなかで唯一の快挙である。

     ジャイアンツは開幕19試合で12勝7敗の好スタートを切り、5度の完封勝利をマークしているが、その5試合はいずれもカサリがスタメンマスクを被った。昨季の出場を辞退して2年ぶりに復帰したポージーも打率.310、4本塁打、OPS.989と好成績を残し、チームを牽引しているが、巧みなリードで投手陣を引っ張るカサリの存在がチームの快進撃を支えているのは間違いない。

    ◆5連続完封勝利を達成した捕手
    1903年 エド・フェルプス(6連続=メジャー記録)
    1986年 アラン・アシュビー
    1995年 クリス・ホイルズ
    2015年 フランシスコ・セルベリ
    2021年 カート・カサリ
    ※5試合とも先発投手が異なるのはカサリのみ

  • アストロズ・ハビアーが快投 大谷は5の0で打率.286に

    2021.4.23 13:00 Friday

    【エンゼルス2-8アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

     アストロズは先発のクリスチャン・ハビアーが3回までに8個の三振を奪い、5回98球を投げて被安打3、奪三振9、与四球1、失点0の快投を披露。打線も3回までに6点を奪うなど、13安打8得点とつながり、投打が噛み合ってエンゼルスに8対2で快勝した。「2番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は2三振を含む5打数ノーヒット。今季の打率は.286、OPSは.963となった。

     ハビアーは1回表先頭からデービッド・フレッチャー、大谷を2者連続三振。マイク・トラウトに四球を与えたが、ジャレッド・ウォルシュを空振り三振に仕留めた。2回表はジャスティン・アップトン、アルバート・プーホルス、ホゼ・イグレシアスを3者連続三振。3回表は先頭のホゼ・ロハスに二塁打を許したあと、カート・スズキとフレッチャーから2者連続三振を奪い、最初の8アウトをすべて三振で奪うのはアストロズでは1986年9月23日(現地時間)のジム・デシェイズ以来の快挙となった。

     アストロズ打線はエンゼルス先発のアレックス・カッブの不安定な立ち上がりを攻め、初回こそ二死満塁のチャンスを作りながら無得点に終わったが、2回裏はマイルズ・ストローのタイムリー三塁打など打者1巡の攻撃で3点を先制。3回裏にもカルロス・コレアのタイムリーなどで3点を追加し、リードを6点に広げた。8点リードの6回表にプーホルスの3号2ラン(通算665号)で2点を返されたが、8対2で快勝。ダスティ・ベイカー監督は史上14人目の通算1900勝を達成した。

  • マリナーズが3安打で7得点 1994年以来27年ぶりの珍事

    2021.4.23 12:00 Friday

    【マリナーズ7-3レッドソックス】(延長10回タイブレーク)@フェンウェイ・パーク

     マリナーズはレッドソックス先発のニック・ピベッタの前に6回表二死まで無安打に抑えられていたが、延長タイブレークを制して7対3で勝利。11連勝中のアスレチックスと並んで地区首位タイかつリーグ最高勝率タイに浮上した。3安打で7点を奪ったマリナーズだが、「3安打以下で7得点以上」は1994年4月12日(現地時間)にアスレチックスが2安打で8点を奪って以来の珍事となった。

     2点ビハインドの6回表、マリナーズは二死から連続四球でチャンスを迎え、タイ・フランスのチーム初安打となる2点タイムリー二塁打で同点。7回裏に1点を勝ち越されたが、8回表に再び連続四球で無死1・2塁のチャンスを作り、J・P・クロフォードの送りバントがレッドソックス3番手のアダム・オッタビーノの悪送球を呼んで3対3の同点に追い付いた。

     試合はそのまま延長タイブレークに突入し、マリナーズは10回表一死3塁からチーム2本目のヒットとなるサム・ハガーティのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。さらに、二死1・2塁からミッチ・ハニガーにチーム3本目のヒットとなる5号3ランが飛び出し、勝利を決定付けた。10回裏はマリナーズ6番手のアンソニー・ミセビッチが三者凡退に抑えて試合終了。わずか3安打に終わったマリナーズだが、接戦をモノにしてレッドソックス4連戦の初戦を制した。

     なお、レッドソックスの澤村拓一に登板機会はなかった。

  • レッズ4連敗 6本塁打かつ先発2失点で敗戦は史上初

    2021.4.23 10:00 Friday

    【ダイヤモンドバックス14-11レッズ】(延長10回タイブレーク)@グレートアメリカン・ボールパーク

     レッズは6回以降に登板した5人のリリーバーが合計12失点とブルペンが崩壊し、延長タイブレークの末にダイヤモンドバックスに11対14で敗戦。STATS社によると、打線が6本塁打以上を打ち、先発投手が2失点以下に抑えたチームが敗れるのはメジャーリーグ史上初だという。今季は好スタートを切ったレッズだが、ホームでのダイヤモンドバックス3連戦に3連敗。連敗は4に伸び、貯金はなくなった。

     レッズは1回裏にジェシー・ウィンカーの2号先頭打者アーチで先制。先発のジェフ・ホフマンは3回表にペイビン・スミスのタイムリー二塁打とワイアット・マティセンの犠飛で2点を失ったが、5回4安打2失点(自責点1)の力投を見せた。

     6回以降は点の取り合いとなり、6回表にダイヤモンドバックスがデービッド・ペラルタの2号2ランでリードを広げると、6回裏にレッズはニック・カステヤーノスの6号ソロとエウヘニオ・スアレスの3号2ランで同点。7回表にダイヤモンドバックスが3点を勝ち越したが、レッズは7回裏にウィンカーの3号2ラン、ジョーイ・ボットーの4号ソロ、8回裏にジョナサン・インディアの1号ソロと3本のアーチで8対8の同点に追い付いた。

     しかし、延長タイブレークに突入した10回表にキャリア初の3連投となったルーカス・シムズが息切れし、ジョシュ・ロハスのタイムリーで勝ち越しを許すと、一死満塁のピンチで登板したシオネル・ペレスも流れを止められず、ペラルタに3点タイムリー三塁打、カーソン・ケリーに4号2ランを浴び、この回は大量6失点。10回裏にタッカー・バーンハートとカステヤーノスのタイムリーで3点を返したが、最後は二死1・2塁のチャンスでボットーが三振に倒れ、万事休すとなった。

     ダイヤモンドバックスはペラルタが5安打7打点の大暴れ。「レッズをスイープできたのは次のブレーブス戦に向けて大きな自信になった」と語った。

  • ロイヤルズ小技を駆使して逆転勝ち 筒香5打数1安打

    2021.4.22 13:00 Thursday

    【レイズ8-9xロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

     ロイヤルズは1点ビハインドで迎えた9回裏にチーム伝統の「スモール・ベースボール」を駆使して同点に追い付き、最後は大黒柱のサルバドール・ペレスがサヨナラタイムリー。5連勝と好調だったレイズを9対8で破った。登板した両軍全投手が失点するという荒れた試合のなか、レイズの筒香嘉智は「2番・DH」でスタメン出場。5回表の第3打席でレフトへのヒットを放ち、5打数1安打で3試合連続安打となった。

     7対7の同点で迎えた9回表にジョーイ・ウェンドルのタイムリー二塁打で1点を勝ち越されたロイヤルズだったが、9回裏の攻撃はロイヤルズ伝統の機動力野球の真骨頂を見せつけた。レイズのクローザー、ディエゴ・カスティーヨに対して先頭のマイケル・A・テイラーがヒットで出塁すると、代走にジャロッド・ダイソンを起用。そのダイソンが警戒をかいくぐって二盗を決めると、ハンザー・アルベルトの送りバント、ニッキー・ロペスのセーフティ・スクイズ(記録はバント安打)であっという間に1点をもぎ取った。

     さらに、ウィット・メリフィールドの進塁打で二死2塁となり、敬遠と暴投で二死2・3塁のチャンス。ここでペレスが三塁線を破るタイムリーを放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めたのだった。筒香はファーストゴロ、ショートゴロ、レフトへのヒット、レフトライナー、レフトフライで5打数1安打。今季の打率は.173、OPSは.444となっている。

  • ブルージェイズが7投手の継投で勝利 澤村1.1回無失点

    2021.4.22 12:30 Thursday

    【ブルージェイズ6-3レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

     ブルージェイズはトレント・ソーントンから始まるブルペン・デーで試合に臨み、7人の投手が合計10安打を浴びながらも3失点と踏ん張ってレッドソックスに6対3で勝利。4番手のライアン・ボルッキが今季2勝目(1敗)、7番手のアンソニー・カストロがメジャー初セーブをマークしたほか、3人の投手にホールドが記録された。レッドソックスの澤村拓一は3点ビハインドの5回表二死1・2塁の場面で2番手として登板。1回1/3を無失点に抑えた。

     ブルージェイズ先発のソーントンは2イニングを2安打無失点に抑えて自身の役割を果たし、2番手のトミー・ミローンにバトンタッチ。そこからデービッド・フェルプス、ボルッキ、ラファエル・ドリス、ティム・メイザとつなぎ、最後はカストロが締めくくった。打線はレッドソックス先発のギャレット・リチャーズから2回までに4点を奪い、9回表にはアレハンドロ・カークとランドール・グリチックの連続タイムリーで貴重な2点を追加。投打がしっかりと噛み合った結果の勝利だった。

     澤村はリチャーズが2つの四球で二死1・2塁のピンチを招いた5回表途中から登板。ジョシュ・パラシオスをスプリッターで空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。続く6回表は先頭のルルデス・グリエルJr.にヒットを許したが、ダニー・ジャンセンをショートへの併殺打に仕留め、キャバン・ビジオは低めのスプリッターを振らせて空振り三振。打者4人に対して被安打1、奪三振2、与四球0、失点0という内容で今季の防御率は2.08となった。

  • アスレチックス逆転サヨナラで11連勝 前田3回7失点

    2021.4.22 10:00 Thursday

    【ツインズ12-13xアスレチックス】(延長10回タイブレーク)@オークランド・コロシアム

     アスレチックスが劇的なサヨナラ勝利でツインズを破り、連勝を11に伸ばした。9回裏にマット・チャップマンの犠飛で10対10の同点に追い付いたアスレチックスは、10回表にバイロン・バクストンの6号2ランで勝ち越されたが、10回裏二死から連続四球で満塁のチャンスを迎え、二塁トラビス・ブランケンホーンのタイムリーエラーで1点差。さらに三塁ルイス・アライズの悪送球がオークランド・コロシアムの広いファウルゾーンを転々とする間に2者が生還し、13対12で逆転サヨナラ勝ちを収めた。

     タイブレークに突入し、2点を勝ち越された直後の10回裏、アスレチックスはツインズのクローザー、アレックス・コロメイの前に2者が倒れ、連勝ストップまであとアウト1つに追い込まれた。しかし、9回裏から登板して疲れが見え始めたコロメイからセス・ブラウンとエルビス・アンドルースが連続四球を選び、マーク・キャナのセカンドゴロ、ラモン・ローレアーノのサードゴロがいずれもツインズ内野陣のエラーを誘って逆転サヨナラ勝ち。開幕6連敗を喫したチームが、同一シーズン中に11連勝を記録するのは史上初の快挙となった。

     今季4度目の先発となったツインズの前田健太は初回をわずか7球で三者凡退に抑えたものの、2回裏にマット・オルソンの5号ソロ、アンドルースのタイムリー、自身の暴投で合計3失点。味方が逆転して迎えた3回裏にはオルソンの6号2ラン、ブラウンの3号2ランと2本のアーチで4点を失い、3回8安打7失点でマウンドを降りた。わずか3イニングで降板するのはドジャース時代の2019年8月4日(現地時間)に3回途中5安打5失点で降板して以来であり、ツインズ移籍後では最短イニング。今季の防御率は6.11となった。

  • パドレス・ラメット 戦列復帰も2イニングで早期降板

    2021.4.22 09:30 Thursday

    【ブリュワーズ4-2パドレス】@ペトコ・パーク

     パドレスは昨季サイ・ヤング賞投票で4位にランクインしたディネルソン・ラメットが開幕20試合目にしてようやく今季初登板初先発。しかし、右前腕の張りを訴えてわずか2イニングを投げただけで早期降板となった。ラメットは昨季終盤に右肘を痛めてポストシーズンを欠場。今季もその故障の影響で出遅れていた。再離脱となれば「打倒・ドジャース」を目指すパドレスにとってこのうえなく大きな痛手となることは間違いない。

     ラメットは初回先頭のジャッキー・ブラッドリーJr.に内野安打を許したものの、後続3人をいずれも空振り三振に仕留める上々の立ち上がり。2回表は二死から四球と暴投でピンチを招いたが、ジェイス・ピーターソンを空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。ところが、ラメットは2回裏の攻撃中にトレーナーの診察を受け、ブルペンではクレイグ・スタメンがウォーミングアップを開始。結局、ラメットが3回表のマウンドに上がることはなかった。

     試合は5回終了時点で2対1とパドレスが1点をリードしていたものの、5番手のキーオニー・ケラが6回表にオマー・ナルバエスの3号2ラン、ピーターソンの2号ソロと2本のアーチを浴びて3失点。その後、8回裏無死満塁、9回裏二死2・3塁のチャンスをいずれも生かすことができず、2対4で逆転負けを喫した。ブリュワーズ3連戦で3連敗を喫し、今季の成績は10勝10敗に。悪い流れで明日からのドジャース4連戦を迎えることになった。

  • 大谷が「最速」の5号アーチ放つもエンゼルス逆転負け

    2021.4.22 09:15 Thursday

    【レンジャーズ7-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

     エンゼルスはマイク・トラウト、大谷翔平、ジャスティン・アップトンに本塁打が出て7回終了時点で3対1と2点をリードしていたものの、リリーフ陣が終盤2イニングで6点を失い、逆転負け。9回裏にこの試合チーム4本目となるホゼ・イグレシアスの1号ソロが飛び出したが、6安打のレンジャーズを上回る10安打を放ちながらも、得点はソロ本塁打4本による4点だけと効率の悪い攻撃も目立った。

     レンジャーズは2点ビハインドの8回表に一死1・2塁のチャンスを迎え、アドリス・ガルシア(元巨人)の3号3ラン、ネイト・ロウの5号ソロと2者連続アーチで逆転に成功。9回表には押し出し四球とボークにより2点を追加した。レンジャーズの2者連続アーチは今季2度目。ただし、ビジターの試合に限ると2019年7月19日(現地時間)のアストロズ戦でルーグネッド・オドーア(現ヤンキース)とアズドゥルバル・カブレラ(現ダイヤモンドバックス)が記録して以来である。

    「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、初回の第1打席で見逃し三振に倒れたものの、3回裏の第2打席でリードを2点に広げる5号ソロ。ベースを17.3秒で1周し、これはフェンスを越えた本塁打では今季メジャー最速となった。5回裏の第3打席は見逃し三振、7回裏の第4打席は死球でこの試合は3打数1安打1打点。今季の打率は.310、OPSは1.044となっている。

  • シャーザーが6回無失点の好投 ナショナルズ完封勝利

    2021.4.22 09:00 Thursday

    【カージナルス0-1ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

     ナショナルズは先発のマックス・シャーザーが6回109球を投げて被安打4、奪三振9、与四球1、無失点の好投を披露。3人のリリーバーも各1イニングを無失点に抑え、2回裏にアレックス・アビラのタイムリー二塁打で奪った1点を守り抜いて1対0の完封勝利を収めた。好投したシャーザーは今季4先発目で初勝利(1敗)をマークし、直近3先発で防御率0.47と絶好調。通算奪三振は2817となり、マイク・ムシーナを抜いて歴代21位に浮上した。

     シャーザーは1回表に一死満塁のピンチを招いたものの、ディラン・カールソンとマット・カーペンターを連続三振に仕留めて無失点。2回表は2安打を浴びながらも無失点に抑え、3回表からの4イニングは打者13人と対戦して許した走者は1人だけだった。7回表をタナー・レイニー、8回表をダニエル・ハドソン、9回表をクローザーのブラッド・ハンドが無失点に抑え、4投手による完封リレーが完成。カージナルスとの3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。

     カージナルスは先発のカルロス・マルティネスが6回4安打1失点の好投を見せたものの、拙攻が目立ち、完封負け。借金が今季最多の2となった。前日は先発のアダム・ウェインライトが7回10奪三振1失点の快投を見せながらも2番手のジオバニー・ガイエゴスが崩れて逆転負け。この3連戦は先発投手がいずれもクオリティ・スタートを記録して試合を作ったが、勝てたのは打線が5本塁打と爆発した初戦だけだった。

  • 大谷が史上初の珍記録 4回7奪三振6与四球で無失点

    2021.4.21 17:00 Wednesday

    【レンジャーズ2-6エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

     今季2度目の先発登板に臨んだ大谷翔平(エンゼルス)には75球前後という球数制限が設けられていた。結果的には80球を投げて4イニングを無失点に抑えたが、ストライクは全投球の半分以下となる37球だけ。スプリッターを武器に被安打1、奪三振7とレンジャーズ打線をねじ伏せたものの、与四球6、与死球1で毎回のようにピンチを背負い、コマンドの面には大きな課題を残した。

     1回表の大谷は一死から3連続四球でいきなり満塁のピンチ。しかし、ニック・ソラックとウィリー・カルフーンをスプリッターで2者連続三振に仕留め、無失点で切り抜けた。2回表と3回表に奪った3つの三振もいずれもスプリッターを振らせたもの。4回表にホゼ・トレビーノから奪った空振り三振は97.5マイル(約156.9キロ)のフォーシームが決め球となったが、二死1・2塁となったあと、イサイアー・カイナーファレファを空振り三振に仕留めたのはまたしてもスプリッターだった。

     速球は最速97.7マイル(約157.2キロ)、平均95.6マイル(約153.9キロ)を計測。奪三振7の内訳はスプリッター6、速球1となった。ジョー・マドン監督は「とてもいい球を投げていたからたくさんの四球を乗り切ることができた。今後コマンドが安定していくにつれて長いイニングを投げられるようになるだろう」と大谷のピッチングを総括。大谷によると、思い通りに投げられたのはスプリッターだけだったようだが、そのスプリッターは改めて威力を証明した。

     エンゼルスは4回までに2点を先行し、その後もマイク・トラウトの5号ソロ、アルバート・プーホルスの2号ソロ、カート・スズキの1号2ランで得点を重ねて6対2で勝利。なお、4イニング以下で7個以上の三振を奪い、6個以上の四球を与えた投手が無失点で登板を終えるのはメジャー史上初の珍事だった。

  • レイズ今季最多の14得点で5連勝 筒香は1安打3打点

    2021.4.21 16:30 Wednesday

    【レイズ14-7ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

     気温6度、風速16キロという寒さのなかで行われた一戦は、レイズ打線がともに今季最多の17安打14得点とつながり、ロイヤルズに14対7で大勝。連勝を5に伸ばし、地区首位のレッドソックスとの2ゲーム差をキープした。レイズの筒香嘉智は「6番・一塁」でスタメン出場。2回表の第2打席で押し出し四球を選ぶと、6回表の第4打席ではバットを折りながらもセンター前に2点タイムリーを放ち、自己最多タイとなる3打点を叩き出した。

     試合はレイズのリッチ・ヒル、ロイヤルズのブラッド・ケラーの両先発がピリッとせず、序盤から点の取り合いとなり、5回終了時点で7対5とレイズが2点をリード。6回表、レイズはロイヤルズ4番手のカイル・ジマーから3連打で無死満塁の大チャンスを作り、マニュエル・マーゴと筒香の連続タイムリーで4点を追加した。11対7と4点リードで迎えた9回表にはマイク・ズニーノの3号2ラン、オースティン・メドウズの4号ソロと2者連続アーチが飛び出し、終わってみれば14対7の大勝となった。

     ケビン・キャッシュ監督は3回裏にヒルが4点を失って降板したあと、1点リードの無死2塁のピンチを無失点で切り抜けた2番手アンドリュー・キットレッジの働きを絶賛。「間違いなく彼の働きが我々にとって大きかった」と語った。筒香は8試合ぶりに一塁の守備に就き、不安定な送球でピンチを広げてしまう場面もあったが、打席ではサードゴロ、押し出し四球、セカンドゴロ、センター前2点タイムリー、センターフライで4打数1安打3打点を記録。打率は.170、OPSは.448となった。

  • バーンズが史上初の快挙 今季40奪三振で与四球はゼロ

    2021.4.21 16:00 Wednesday

    【ブリュワーズ6-0パドレス】@ペトコ・パーク

     開幕から快投を続けるコービン・バーンズ(ブリュワーズ)がメジャー新記録を樹立した。6回93球を投げて被安打4、奪三振10、与四球0、無失点の好投を見せたバーンズは今季の成績が奪三振40/与四球0となり、2013年にアダム・ウェインライト(カージナルス)が打ち立てた「シーズン初与四球の前に35奪三振」というメジャー記録を更新。また、1901年以降、連続した4先発で「奪三振40以上かつ与四球0」を記録した史上初の投手となった。

     バーンズは3回裏に3者三振を奪うなど、序盤3イニングをパーフェクト投球。3回裏二死走者なしの場面で相手先発投手のクリス・パダックから奪った三振でウェインライトの記録を塗り替えた。2017年にケンリー・ジャンセン(ドジャース)が「シーズン初与四球の前に51奪三振」という記録を作っているが、これはリリーフでの記録。先発投手ではメジャー新記録となり、クレイグ・カウンセル監督は「数字が全てを物語っている。本当に信じられない記録だ」と感嘆するほかなかった。

     3回表にビリー・マッキニーの2号先制ソロなどで5点の援護をもらったバーンズは4回裏二死1・3塁、5回裏一死満塁のピンチをいずれも無失点で切り抜け、6回裏は再び三者凡退。6回4安打無失点の好投で今季2勝目(1敗)をマークし、防御率は0.37となった。ブリュワーズはここまで17試合を消化して先発防御率1.90(もちろんメジャー1位)という驚異的な数字をマーク。その中心にいるのは間違いなくこのバーンズである。

  • オリオールズ・ハービー 2019年7月以来の白星

    2021.4.21 15:30 Wednesday

    【オリオールズ7-5マーリンズ】@マーリンズ・パーク

     マット・ハービー(オリオールズ)が最後に白星を手にしたのはエンゼルス時代の2019年7月13日(現地時間・マリナーズ戦)。まだ世界が新型コロナウイルスのパンデミックに襲われる前のことだった。今季は先発2番手として開幕を迎え、3試合に先発してまずまずの投球を見せながらも白星を手にすることはできずにいた。しかし、今季4先発目にしてようやく1年9ヶ月ぶりの通算45勝目をマークした。

     オリオールズが3点を先制した直後の1回裏、ハービーは一死からミゲル・ロハスに三塁打を浴び、二死後にアダム・デュバルのタイムリーで1失点。続く3イニングは走者を出しながらも無失点に抑えたが、6対1と5点リードで迎えた5回裏に一死2・3塁のピンチを招き、ブライアン・アンダーソンのタイムリーなどで2点を失った。5回82球を投げて被安打8、奪三振4、与四球0、失点3。決して褒められた内容ではなかったが、打線の援護やブルペンの好リリーフにも恵まれて勝利投手となった。

     ハービーは「しばらく時間が経ってしまった。前の勝利がいつだったかなんてちゃんと覚えていないよ。去年はいいピッチングができなかったし、今年プレーする機会を得られたことだけでも大きな意味がある。もう1度、勝つことができるなんて思わなかった」とコメント。昨季はロイヤルズで7試合に登板して0勝3敗、防御率11.57に終わったが、オリオールズがマイナー契約のチャンスを与えてくれたことで道がひらけた。これで今季は4試合に先発して1勝1敗、防御率5.12。ここからどこまで成績を伸ばしていけるか注目だ。

  • アスレチックスが破竹の10連勝 地区首位タイに浮上

    2021.4.21 15:00 Wednesday

     好調のアスレチックスはツインズとのダブルヘッダーに7対0、1対0で連勝し、破竹の10連勝。第2試合の途中に本拠地オークランド・コロシアムで停電のトラブルが発生したのをものともせず、マリナーズと並んでア・リーグ西部地区の首位タイに浮上した。10連勝の立役者は先発投手陣。この大型連勝中は合計56イニングを投げて7勝0敗、防御率2.09と安定したピッチングでチームの快進撃を支えている。

     第1試合は先発のショーン・マネイアが7回6安打無失点の好投で完封勝利。打線はミッチ・モアランドの1号2ランと2号ソロ、マット・オルソンの4号グランドスラムと合計3本のアーチで7点を奪い、マネイアを援護した。完封したマネイアは「今日は素晴らしい投球ができた。これまでのなかでも最高の投球の1つだったと思う」と自身のピッチングを振り返り、「打線が大いに助けてくれた。今日みたいに塁に出て何本もホームランを打ってくれると楽に投げられるんだ」と打線への感謝も口にした。

     第2試合では先発のヘスス・ルザードが6回途中まで2安打無失点の好投。打線はツインズ先発のホゼ・ベリオスから4回裏に一死1・3塁のチャンスを作り、セス・ブラウンのタイムリーで1点をもぎ取った。ルザード降板後はルー・トリビーノとジェイク・ディークマンの無失点リレーでツインズの攻撃をシャットアウト。相手打線をわずか2安打に封じ、2試合連続の完封勝ちとなった。ルザードは「僕たち先発投手陣はお互いの好投からモチベーションを得ているんだ」とコメント。ある投手の好投がまた別の投手の好投を生むという好循環が快進撃の源となっている。

  • ウリアス快投でドジャースが完封勝利 18試合で貯金10

    2021.4.21 14:30 Wednesday

    【ドジャース1-0マリナーズ】@T-モバイル・パーク

     ドジャースは先発のフリオ・ウリアスが自己最長タイの7イニングを投げて自己最多の11奪三振を記録するなど、マリナーズ打線をわずか1安打に封じる見事なピッチングを披露。3回表にコリー・シーガーのタイムリーで奪った1点を3投手の継投で守り抜き、マリナーズに1安打完封勝利を収めた。デーブ・ロバーツ監督は「最初から最後まで、こんなにいいピッチングは思い出せないよ」とウリアスの好投を絶賛した。

     7回88球を投げたウリアスが許した走者は2人だけ。1回裏一死からカイル・ルイスに四球を与え、3回裏二死からミッチ・ハニガーに二塁への内野安打を許したが、5回裏に3者三振を奪うなど、最後に対戦した13人は完璧に封じた。88球のうち68球がストライクという抜群の安定感。ウリアスによると、6回7安打5失点(自責点4)に終わった前回登板のあと、「メカニクスに小さな調整を加えたこと」が今回の快投につながったという。

     ドジャース打線もマリナーズ投手陣の前にわずか2安打に封じられたが、マリナーズ先発のマルコ・ゴンザレスから3回表に二死1・3塁のチャンスを作り、シーガーのタイムリーで先制。2番手のビクトル・ゴンザレスと3番手のケンリー・ジャンセンがマリナーズ打線にヒットを許さず、この1点を守り抜いた。これでドジャースは開幕18試合を消化して14勝4敗で貯金10。完封勝利は早くも今季5度目となった。

  • マリナーズがドジャース撃破 リーグ最高勝率タイに浮上

    2021.4.20 15:00 Tuesday

    【ドジャース3-4マリナーズ】@T-モバイル・パーク

     マリナーズはリリーフ陣の好投でドジャースとの接戦を制し、4対3で勝利。今季の成績を11勝6敗(勝率.647)としてリーグ最高勝率タイ(レッドソックスと同率)に浮上した。1点リードの9回表、クローザーのラファエル・モンテロが2つの四死球で一死1・2塁のピンチを招いたものの、コリー・シーガーを2球で4-6-3の併殺打に打ち取って試合終了。なんとか1点リードを守り抜いた。

     ドジャースがダスティン・メイ、マリナーズがジャスタス・シェフィールドの先発で始まった一戦は、1回裏にホゼ・マルモレホスの3号2ラン、2回裏にテイラー・トラメルの3号ソロが飛び出し、マリナーズが3点をリード。ドジャースは3回表にシーガーの3号2ランで1点差に詰め寄ったが、マリナーズは4回裏二死からルイス・トレンズが二塁クリス・テイラーのエラーで出塁し、トラメルのタイムリー二塁打で貴重な4点目を奪った。

     シェフィールドは6回表二死1・2塁からザック・マキンストリーのタイムリーで1点差に詰め寄られたところで降板。その後は7回表二死1・2塁の場面で飛び出した三塁ディラン・ムーアのファインプレーもあり、4人のリリーバーが合計3回1/3を1安打無失点に抑えて1点のリードを死守した。特に4番手のケンドール・グレイブマンは1回2/3をパーフェクトに抑える好リリーフ。マリナーズは直近10試合でリリーフ陣が防御率0.58という素晴らしいパフォーマンスを見せ、8勝2敗という快進撃を支えている。

  • 元同僚対決は有原に軍配 6回途中無失点の好投で2勝目

    2021.4.20 14:30 Tuesday

    【レンジャーズ6-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

     大谷翔平(エンゼルス)と有原航平(レンジャーズ)の元同僚対決に注目が集まった一戦は、大谷と2度対戦してノーヒットに抑え、6回途中無失点の好投を見せた有原に軍配が上がった。有原は併殺打を2本打たせるなど、6回裏二死まで最少打者数(17人)で抑える安定感抜群のピッチング。そこから1・2塁のピンチを招き、大谷の第3打席を迎えたところで降板となったが、今季2勝目(1敗、防御率2.21)をマークした。

     大谷と有原の最初の対戦は1回裏無死1塁の場面。大谷の打球はファースト正面の強いゴロとなり、3-6-3とボールが渡って今季2本目の併殺打となった(チャレンジでも一塁アウトの判定は覆らず)。2度目の対戦はエンゼルスが1点ビハインドで迎えた4回裏一死走者なしの場面。チェンジアップを捉えた大谷はスタンドインを確信したようなそぶりを見せたが、スタンドインしそうな大飛球をセンターのアドリス・ガルシア(元巨人)が好捕。有原は2打席連続で大谷を打ち取った。

    「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、6回裏二死1・2塁のチャンスでレンジャーズ2番手のブレット・マーティンの前に空振り三振。8回裏の先頭打者として迎えた第4打席もレンジャーズ4番手のジョエリー・ロドリゲス(元中日)の前に空振り三振に倒れ、この日は4打数ノーヒットに終わった(打率.309、OPS.999)。試合はレンジャーズが6回表に一挙5得点のビッグイニングを作り、6対4で勝利。マイク・トラウトを2打席連続三振に仕留めた有原は前回登板に続いて2連勝となった。

  • フレミングの好投でレイズが4連勝 筒香は出場機会なし

    2021.4.20 12:30 Tuesday

    【レイズ4-1ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

     レイズは先発の技巧派左腕ジョシュ・フレミングが6回途中まで65球、被安打2、奪三振3、与四球0、失点0と安定したピッチングを見せ、ロイヤルズに4対1で勝利。連勝を4に伸ばし、16日ぶりに貯金を1とした。ロイヤルズの先発が左腕のダニー・ダフィーだったため、レイズの筒香嘉智はベンチスタートとなり、2試合ぶりの出場なし。好投しながらも敗戦投手となったダフィーは通算1000奪三振を達成している。

     フレミングは1回裏一死2塁のピンチを背負ったものの、後続2人をいずれもセカンドゴロに打ち取って無失点。その後も巧みなピッチングでロイヤルズ打線を翻弄し、打者2巡を2安打無失点に抑えた。メジャーデビューした昨季、7試合(うち5先発)に登板して5勝0敗、1ホールド、防御率2.78の好成績を残したフレミングだが、今季も2先発で1勝1敗ながら防御率0.87、被打率.167と安定したピッチングを続けている。

     レイズ打線はダフィーの前に4回まで無得点に封じられたが、5回表二死1塁からカルロス・サンタナのタイムリーエラーとケビン・キアマイアーのタイムリーで2点を先制。7回表にも相手のミスで1点を追加し、9回表にはキアマイアーがタイムリーを放ってダメ押しの4点目を奪った。9回裏に4番手のクリス・マッザが一死3塁のピンチを招き、ホルヘ・ソレアーの犠飛で1点を失ったものの、4対1で逃げ切り。ダフィーは6回4安打2失点(自責点0)の力投実らず今季初黒星(2勝)を喫した。

  • カージナルスが5本塁打の一発攻勢で大勝 勝率5割復帰

    2021.4.20 11:30 Tuesday

    【カージナルス12-5ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

     カージナルスは打線が5本塁打を含む12安打12得点と爆発し、ナショナルズに12対5で大勝。3連戦の初戦を制し、勝率5割復帰を果たした。前日はフィリーズのエース、アーロン・ノラの前に2安打完封負けを喫したカージナルスだったが、その鬱憤を晴らすかのように打線が爆発。5回までに大量11点の援護をもらったジャック・フラハティは6回6安打5失点(自責点2)ながら今季3勝目(0敗)をマークした。

     ナショナルズの先発は今季2先発で防御率0.00のジョー・ロス。カージナルスも日本時間4月15日の対戦で6回4安打無得点に封じられていた。しかし、2回表にポール・デヨングの4号ソロで先制すると、3回表一死2塁からトミー・エドマンの2号2ラン、ポール・ゴールドシュミットの2号ソロと2者連続アーチが飛び出して4点をリード。4回表にはマット・カーペンターのタイムリーとフラハティのスクイズで2点を追加し、5回表にデヨングの5号グランドスラムとジャスティン・ウィリアムスの2号ソロでとどめを刺した。

     デヨングは2本のアーチで5打点を叩き出す活躍。今季はここまで打率.189と調子が上がっていないものの、10安打中5本が本塁打となり、長打率.472、OPS.789を記録している。また、フラハティは球団史上最速で通算500奪三振を達成した。ナショナルズはロスが5回途中までに4本のアーチを浴び、8安打10失点と大誤算。今季初黒星(1勝)を喫し、防御率は0.00から5.87まで悪化した。

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