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【戦評】ブリュワーズ 快勝で首位キープ

2017.6.26 15:49 Monday

 昨季のワールドシリーズ王者・カブスに迫られながらも、1ヶ月近く地区首位の座をキープしているブリュワーズ。3連戦以上の被スイープが一度もないことが、安定した戦いぶりに繋がっている(2連戦での連敗は一度だけある)。

 この日のブレーブス戦では相手エースのフリオ・テーランに初回から襲い掛かり、序盤で試合を決めた。1回表は二死走者なしから3番ドミンゴ・サンタナがヒットで出塁すると、4番トラビス・ショウがライトスタンドに15号ツーランを叩き込んで2点を先制。続く2回表には7番キーオン・ブロクストンが13号ソロを放ち、リードを3点に広げた。

 さらに、3回表は二死走者なしから3番サンタナのヒットと4番ショウの四球でチャンスを作ると、5番エルナン・ペレスと7番ブロクストンにタイムリーが飛び出し、6-0。4回表には一死一、三塁から3番サンタナが犠牲フライを放ち、テーランを7失点でノックアウトした。

 大量援護をもらった先発ザック・デイビースは、三振こそ1つも奪えなかったものの、テンポ良く打たせて取るピッチングを展開し、7回4安打無失点の好投で8勝目をマーク。最後の2イニングは新人右腕パオロ・エスピーノが無失点で抑えた。

 「二死走者なしから打者5人で2点を取った3回の攻撃は、我々にとって大きかったね」とブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は上手く機能した打線の働きに満足げ。「今季のベスト・イニングの一つだと思うよ。みんながよく繋いでくれた」

 一方、敗れたブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「ここは素晴らしいホーム球場だよ。我々はここで良い試合を何試合もしてきた。ただ、今日は上手くいかなかったね。今日はテーランにとってキツい一日だった。ブリュワーズは効率良く得点していたし、投手も本当に良かったよ」と完敗を認めていた。

 昨日、一昨日とブレーブスに連敗していたブリュワーズだが、今日の勝利によって再びスイープを回避。そして、この日敗れた2位カブスとの差は再び1.5ゲームに広がった。主砲ライアン・ブラウンを欠きながら、安定した戦いを続けるブリュワーズ。被スイープなしを継続するブリュワーズの快進撃は一体いつまで続くのか。ひょっとすると、レギュラーシーズン終了時には「大本命」のカブスを差し置いて「再建中」のブリュワーズが地区優勝を果たしてしまうような、世紀の大番狂わせが実現しているかもしれない。


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