元オールスター左腕・パーキンス 16ヶ月ぶりの戦列復帰
2017.8.18 11:28 Friday
2013年から3年連続で30セーブ以上を記録し、同じく3年連続でオールスター・ゲームに選出されたリリーフ左腕、グレン・パーキンス(ツインズ)が左肩の手術を乗り越え、日本時間8月18日のインディアンス戦(ダブルヘッダー第1戦)で16ヶ月ぶりの戦列復帰。打者6人と対戦してアウトは1つしか取れなかったが、完全復活に向けて大きな一歩を踏み出した。
左肩の故障により昨年4月10日の登板を最後にメジャーの舞台から姿を消していたパーキンス。手術、リハビリ、そしてマイナーでの計8試合のリハビリ登板を経て、493日ぶりにメジャーのマウンドに戻ってきた。
球速は時速89~92マイルほど。ピーク時に90マイル台後半の速球を投げていたことを考えると、やや寂しい数字だが、完全復活に向けての大きな一歩となったことは間違いない。打ち取ったのはジェイ・ブルース(レフトフライ)1人だけで、被安打2、与四球1、与死球2と大荒れの内容だったが、「4点負けていたのに、ファンがあんな風に応援してくれたのは特別なことだった」と自身の復帰登板を温かく迎えてくれた地元のファンに対する感謝を口にした。
パーキンスはオールスター選出3度の元クローザーという実績にこだわらず、「どこでも、とにかくチームに貢献することが目標だ」と語る。ツインズは7月末にクローザーのブランドン・キンツラーを放出し、その後はクローザーを固定できていない状況だが、パーキンスにはクローザーの座に固執する考えは全くない。
ポール・モリター監督はパーキンスを慎重に起用していく方針を明らかにしている。「投げられるイニング数や頻度を考えると、完璧なシナリオではない。彼がフィットする役割を探すことになるだろうね。でも、ブルペンに左腕が3人いるのはありがたいことだよ」。今季に関してはイニングを跨ぐ登板や、25球を超えるような登板は回避されることになりそうだ。
ようやく始まったパーキンスのカムバック・ストーリー。元オールスター左腕はかつての輝きを取り戻すことができるのか。今後のピッチングに注目だ。
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