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やる気十分のベルトランがヤンキース新監督本命に浮上か

2017.11.30 18:42 Thursday

 日本時間11月30日、今季限りで現役を引退したばかりのカルロス・ベルトランが6人目の候補者としてヤンキース新監督の面接を受けた。「良い面接だった」と手応えを感じた様子のベルトランを新監督の最有力候補と見る向きもある。

 ベルトランはヤンキースの一員として過ごした2年半、自身のことをコーチ補佐的な存在として見ていた。自身の経験や知識が若手選手たちに良い影響を与えることを期待し、経験や知識を若手選手たちへ伝える責任を感じていた。ヤンキースは新監督に選手とのコミュニケーション能力や関係性を築く能力を求めている。ヤンキース時代の若手選手たちとの接し方を見ると、ベルトランは球団が求めている能力を持ち合わせており、非常に興味深い候補者であると言えるだろう。

 ベルトランは面接後、「最初はちょっと圧倒されていたよ。情報量がかなり多かったからね。僕たちが話し合った最も大切なことは、監督になるという機会を得ることについてと、伝統ある球団を率いることについてかな。モチベーションが上がったよ」と語り、新監督就任に意欲を見せた。ベルトランはロブ・トムソン、エリック・ウェッジらに続く6人目の候補者である。ベルトラン以降にも新たに面接を受ける候補者が現れる可能性があり、ヤンキースは新監督決定の期限を設けていない。

 監督経験がない点がベルトランの弱みとなるが、ベルトランはヤンキースやアストロズでベテラン選手としての役割をこなしてきたことがプラスに働くと考えている。そして、その経験は監督業に生かされると確信しているようだ。「戦略や、どのようにすればより良いチームを作れるかということについても話をしたよ。ヤンキースがチーム編成に関して素晴らしい仕事をしていることは間違いないし、マイナーには有望な若手選手がたくさんいる。ヤンキースの将来は明るい。とても楽しみだよ」とベルトランはすでにやる気十分だ。

 ベルトランは監督経験がない点については、経験豊富なベンチコーチを置くことで解決できると考えている。ワールドシリーズ制覇を成し遂げたアストロズのA.J.ヒンチ監督のもとで1年間を過ごしたことも、ベルトランに自信をもたらしているようだ。現役を引退したばかりのベルトランが伝統球団の監督の座を射止めるという展開も十分に有り得そうだ。


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