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強打者獲得狙うレッドソックス サンタナとモリソンに興味

2017.11.14 18:05 Tuesday

 デービッド・オルティス引退の穴を埋められず、打線の破壊力不足に悩まされたレッドソックスは今オフ、打線の中軸を担える強打者の獲得を目指している。現地の報道によると、レッドソックスはエリック・ホズマーより安価で獲得できるであろうカルロス・サンタナやローガン・モリソンに興味を示しているようだ。

 レッドソックスはフロリダ州オーランドで行われているGM会議において、サンタナの代理人、モリソンの代理人とそれぞれ面会の場を設ける予定だ。レッドソックスが少なくとも一人、強打者を獲得しようとしていることは周知の事実であり、当初はホズマーが最有力候補に挙げられていた。しかし、ホズマーと比較してより安価で獲得できるサンタナやモリソンに狙いを定める可能性も出てきたという。

 昨季のレッドソックスは両リーグ最多の878得点を叩き出したが、今季は同10位となる785得点止まり。オルティスの現役引退が大きく響いた格好だが、オルティス引退の影響なのか、その他の主力打者が軒並み成績を悪化させたのは大きな誤算だった。レッドソックスは今季、オルティス引退で空いた指名打者にハンリー・ラミレスを入れ、それによって空いた一塁にはミッチ・モアランドを獲得。モアランドは打率.246、22本塁打、79打点と及第点の数字をマークしたものの、チームの得点力低下に歯止めをかけることはできなかった。

 サンタナはインディアンスからクオリファイング・オファーを提示されており、レッドソックスがサンタナを獲得すると来年のドラフトにおいて、該当する指名権を失うことになる。また、ハイレベルな選球眼と長打力を兼ね備えるスイッチヒッターのサンタナにはマリナーズも興味を示しており、数球団による争奪戦となることは間違いない。

 一方のモリソンは今季38本塁打、OPS.868と自己ベストのシーズンを過ごした。クオリファイング・オファーを提示されていないという点でサンタナと比べて獲得のハードルは低いものの、お手頃な物件であるため人気が集中する可能性もある。

 モアランドに代わる正一塁手として、レッドソックスは誰を選択するのか。その選択によって来季のレッドソックス打線の得点力が大きく左右されると言っても過言ではないだろう。


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