ソラーテ放出後もレギュラー争いが続くパドレス内野陣
2018.1.17 17:30 Wednesday
パドレスは日本時間1月7日にマイナー2選手とのトレードでヤンハービス・ソラーテをブルージェイズへ放出。人員過剰気味だった内野陣を整理した形だが、二塁と三塁についてはまだレギュラーが確定していない。ここではパドレスの二塁・三塁事情を探ってみる。
エリック・ホズマーの獲得を狙っていることが報じられているパドレスだが、現時点で一塁のウィル・マイヤーズと遊撃のフレディ・ギャルビスはレギュラー確定。ホズマー獲得に成功した場合はマイヤーズが外野に回ることになると見られている。二塁はカルロス・アスアヘ、三塁はチェイス・ヘッドリーがレギュラーの有力候補だが、両ポジションを守れるコリー・スパンジェンバーグや昨季終盤に好打を披露したクリスチャン・ビヤヌエバも控えており、レギュラー争いは混沌としている。
アスアヘはメジャー2年目となった昨季、89試合に出場して打率.270、4本塁打、出塁率.334、OPS.696をマーク。二塁の守備ではわずか3失策にとどめ、守備率.992と堅実なところをアピールした。ヤンキースで3シーズン半を過ごしたヘッドリーは2014年以来となる古巣復帰。実績を考えると正三塁手の座は揺るがないが、開幕までに再びトレードされる可能性もある。昨季主に三塁を守ったスパンジェンバーグは13本塁打&11盗塁を記録。控えに置いておくには勿体ない存在であり、二塁、三塁、レフトを守れるユーティリティ性を生かしてレギュラー級の出場機会を得るのではないだろうか。
ヘッドリーが放出されなければ、二塁・アスアヘ、三塁・ヘッドリーの布陣で開幕を迎える可能性が高く、ヘッドリーが放出されれば二塁・アスアヘ、三塁・スパンジェンバーグという昨季同様の布陣で戦うことになるだろう。しかし、昨季終盤に打率.344、4本塁打、OPS1.094の猛打を見せたビヤヌエバや、球団3位のプロスペクトであるルイス・ウリアスらも虎視眈々とレギュラーの座を狙っており、アンディ・グリーン監督は最終的にはスプリング・トレーニングでのパフォーマンスを見て判断することになりそうだ。「競争の文化が生まれ、互いに刺激を与え合うのは素晴らしいことだ」というグリーンの期待に選手たちが応えられるか注目したい。
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