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【戦評】ダイヤモンドバックスが上位対決3連戦に勝ち越し

2017.6.23 16:38 Friday

 ダイヤモンドバックスが先発ザック・ゴッドリーの好投と主砲ポール・ゴールドシュミットの活躍により「ナ・リーグ西部地区上位対決3連戦」の最終戦を制し、3連戦の勝ち越しを決めた。

 経験豊富なベテランのような、安定感のあるピッチングだった。クアーズ・フィールドでのキャリア初先発となったゴッドリーは、1番チャーリー・ブラックモンに先頭打者アーチこそ浴びたものの、一死後に3番ノーラン・アレナードにライト前ヒットを打たれた後は打者20人を無安打に抑える落ち着いたピッチングを披露(この間、許した走者は1四球のみ)。疲れが見えた8回に2点を失ったが、8回のマウンドに上がったのはキャリア2度目なのだから、十分すぎるくらいに先発の役割を果たした登板となった。

 「僕たちはここ(=クアーズ・フィールド)に来て、やるべきことをやったんだ。良い野球をしているということを示せたね。打線はしっかり振れているし、投手陣も良い投球ができている。これを明日以降も続けられるようにしたいね」とゴッドリーは直近10試合で9勝1敗と好調なチームに手応えを感じている様子だった。

 打線では3番ゴールドシュミットが18号スリーランを含む3安打4打点の大活躍。スタメンで無安打だったのは4番ジェイク・ラムだけで、ロッキーズ投手陣に11安打を浴びせ、10得点。4回までに大量9点を奪い、ゴッドリーをしっかり援護した。開幕からここまで好投を続けていたロッキーズの新人右腕アントニオ・センザテラは自己ワーストとなる8安打9失点で5回ノックアウト。ロッキーズの快進撃の一翼を担っていた新人右腕を直接対決でノックアウトしたことは、今後大きな意味を持ってくるかもしれない。

 これでダイヤモンドバックスはロッキーズ3連戦に勝ち越し。勝率の差でロッキーズをかわし、ロッキーズとゲーム差なしの地区2位に浮上した。首位ドジャースが直近10試合で9勝1敗と好調なため、なかなか首位との差が縮まらないものの、ドジャースにとってもダイヤモンドバックスの存在が脅威であることは間違いない。リーグ勝率TOP3を独占するナ・リーグ西部地区上位3球団の熾烈な争いは、今後もまだまだ続きそうだ。


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