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ヤンキースがALCSのローテを発表 田中が第1戦で先発へ

2017.10.13 10:32 Friday

 2連敗後の3連勝でインディアンスを破り、2012年以来5年ぶりのア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)への進出を決めたヤンキース。第3戦でシリーズの流れを一変させる快投を見せた田中将大がアストロズとのALCS第1戦に先発することが日本時間10月13日に球団から発表された。

 ヤンキースは第1戦に田中、第2戦にルイス・セベリーノ、第3戦にCCサバシア、そして第4戦にソニー・グレイを起用することを発表。敵地ミニッツメイド・パークで開催される最初の2試合で、田中はダラス・カイケル、セベリーノはジャスティン・バーランダーと投げ合うことになる。

 「当然ながら、シリーズの最初の試合はとても重要だ。しっかり仕事をして初戦を取りたい。今の自分はシーズン序盤とは違うピッチャーだと感じている」と通訳を通して語った田中。レギュラーシーズン最終登板で7回15奪三振無失点、地区シリーズ第3戦で7回7奪三振無失点と2試合続けて好投しており、状態が良いのは間違いない。2年前のワイルドカード・ゲームで投げ負けたカイケルを相手に、どのようなピッチングを見せてくれるのか楽しみだ。

 「この前の田中のピッチングは素晴らしかった。彼は大舞台を経験しているし、過去2登板が本当に素晴らしいからね」とジョー・ジラルディ監督は田中に第1戦を任せた理由を説明した。前回登板からは中4日。通常通りの登板間隔で第1戦に臨めることも田中にとってはポジティブな材料だろう。

 田中の不安材料は今季、アウェイでの成績が極めて悪いことだ。本拠地ヤンキー・スタジアムでは15先発で9勝5敗、防御率3.22と安定した成績を残しているのに対し、アウェイでの15先発では4勝7敗、防御率6.48と打ち込まれている(成績はレギュラーシーズンのみ)。思えば、過去2登板の好投はいずれも本拠地でのものだった。また、今季唯一のアストロズ戦での登板となった5月14日の試合では、ホームゲームでありながら2回途中までに4本塁打を浴び、8失点でノックアウトされている。「シーズン序盤とは違うピッチャーになった」と語る田中がこれらの不安材料を払拭し、みたび好投を見せてくれることを期待したい。


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