バーランダー完投&コレアのサヨナラ打でアストロズ2連勝
2017.10.15 10:36 Sunday
ヤンキースとアストロズによるリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)は日本時間10月15日に第2戦を迎えた。この日の先発はルイス・セベリーノとジャスティン・バーランダー。このエース格同士の対決はヤンキースの早めの継投により長くは続くことはなかったが、バーランダーが124球完投、チームは9回裏にサヨナラ勝ちを収めてアストロズが今シリーズ2連勝とした。
ヤンキースの先発、セベリーノは去るインディアンスとの地区シリーズ(ALDS)第4戦で7回3失点と好投をみせてチームの勝利に貢献している。一方のバーランダーはアストロズ移籍後負け知らずであり、今ポストシーズンでは既に2勝を挙げていた。この試合、先にマウンドに立ったバーランダーは初回のヤンキース打線を2者連続三振を含む3人できっちりと抑えた。対するセベリーノはホゼ・アルトゥーベとカルロス・コレアに出塁を許して2死一・二塁のピンチを招くも後続を内野ゴロに打ち取り難を乗り切った。
3回までは両軍得点がなかったがこの状況を一変させたのはアストロズが誇る若き4番打者のバットだった。4回裏、1死から打席に立ったコレアはカウント1-2からの99マイルのフォーシームを打ち、これをを右翼スタンドへと運んで1点を先制した。被弾したセベリーノはその後は崩れることなく4回を投げ切ったものの、ヤンキースは早めの継投で5回からは2番手、トミー・ケインリーを登板させた。
前日の試合では2対1とわずか1点差で敗れたヤンキースはこのまま黙っている訳にはいかない。先制された直後の5回表の攻撃では2死からアーロン・ヒックスが二塁打で出塁すると続くトッド・フレイジャーも同じく二塁打を放ってチームは瞬く間に1対1の同点に追いついた。その後は両軍ともに得点できず試合はこのまま9回裏のアストロズの攻撃を迎えた。
9回裏のマウンドには守護神のアロルディス・チャップマン。先頭打者を三振に打ち取って1死をとるもアルトゥーベに左安を打たれて出塁を許す。ここで迎えるは先制弾を放っているコレアだった。チャップマンは100マイル近い直球で攻めるが制球が定まらずカウント3-2とする。そしてコレアは6球目を捉えると打球は右翼方面に飛んでいき、その間に一塁走者のアルトゥーベが一気にホームへ帰ってチームは2対1でサヨナラ勝利を収めた。
4番のコレアは3打数2安打2打点の活躍。一方で先発のバーランダーも124球完投勝利を挙げて無敗神話を継続させた。投打がかみあったアストロズは2連勝と勢いに乗って次は敵地、ヤンキー・スタジアムへと乗り込む。まず1勝を挙げたいヤンキースの次戦の先発はCCサバシアが予定されている。対するアストロズはチャーリー・モートンが先発のマウンドに立つ。
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