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【戦評】ヤンキース快勝 不振のジャッジにも待望の一発

2017.10.17 12:56 Tuesday

 敵地ミニッツメイド・パークでの2試合をともに接戦の末に落とし、0勝2敗で本拠地ヤンキー・スタジアムに戻ってきたヤンキース。しかし、第3戦では過去2戦の鬱憤を晴らすかのように打線が繋がり、4回までに8得点。大不振に陥っていたアーロン・ジャッジにも待望の一発が飛び出した。先発のCCサバシアは6回無失点の好投を見せ、投打が噛み合ったヤンキースが8対1で快勝。対戦成績を1勝2敗とした。

 連敗ストップを託されたのは経験豊富なベテラン左腕・サバシア。ジョージ・スプリンガーを三塁ゴロ、アレックス・ブレグマンとホゼ・アルトゥーベを空振り三振に斬って取る完璧な立ち上がりを見せると、3回裏には二死満塁のピンチでカルロス・コレアを遊撃フライに抑え、終わってみれば6回無失点。与四球4と制球はやや不安定だったが、強打者が顔を揃えるアストロズ打線に連打を許さず、連敗スタートの嫌な流れを完全に断ち切った。

 打線は2回裏二死走者なしからスターリン・カストロ、アーロン・ヒックスの連打で一、二塁のチャンスを作り、ここでトッド・フレイジャーが外角低めの球を上手くバットに乗せてライトスタンドへ運ぶ先制スリーラン。4回裏には二死一、三塁からチェイス・ヘッドリーのタイムリーで1点を追加し、ブレット・ガードナーが死球を受けて満塁となったところで暴投によりさらに追加点。そしてジャッジが内角高めの球を上手く捌き、レフトスタンドへトドメのスリーランを叩き込んだ。

 7回以降はアダム・ウォーレンが2回無安打無失点の好リリーフを見せ、9回表はデリン・ベタンセスが登場。しかし、ベタンセスは制球が定まらず、二者連続四球を与えたところで降板となってしまう。急遽マウンドに上がったトミー・ケインリーが押し出しで1点を失ったものの、最後は一死満塁からアルトゥーベを二塁への併殺打に打ち取って試合終了。ヤンキースが快勝で第3戦を制した。

 アストロズは先発のチャーリー・モートンが4回途中7失点と大誤算。打線もわずか4安打に封じられ、数少ないチャンスも生かすことができなかった。そんな中、5回裏から登板したコリン・マクヒューは4回無安打無失点の好投で自身の存在をアピールしている。


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