ファレル親子が同試合で共演
2017.9.24 12:22 Sunday
シーズンも終盤戦となったメジャーリーグにおいて日本時間9月24日のレッドソックス対レッズ戦で記念すべき出来事があった。それはレッドソックスのジョン・ファレル監督とレッズの投手である息子のルーク・ファレルが同試合で共演を果たしたことだ。
父・ジョン監督は現役時代はメジャー8年で36勝を挙げた投手として知られ、監督としては2013年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いた名将であり、既に今季も2年連続の地区優勝が目前に迫っている。一方の息子・ルークは2013年にロイヤルズから6巡目指名(全体174番目)を受けた投手。今年はロイヤルズ3Aで先発陣の一角を担い、日本時間7月2日のツインズ戦でメジャーデビューを果たした。結果は2回2/3を投げて7安打5失点だった。その後はトレードでドジャース、ウェーバーを経てレッズに移籍した。
そして迎えた本日のレッドソックス対レッズの試合。0対5とリードされた状態で9回表のマウンドに立ったのがルークだった。これがキャリア初となるレッドソックス戦での登板で初めて父・ファレルと対峙することになった。父が相手チームの監督として投球を見守る中、ルークが迎えた先頭打者のサム・トラビスをカウント1-2から5球目のツーシームで空振り三振に打ち取った。これで波に乗れるかと思われたが、続く2人の打者に連続四球を与えてしまう。1死一・二塁と瞬く間にピンチを迎えたルーク。次にアンドリュー・ベニンテンディを迎えたが、スライダーで一直、最後の打者のミッチ・モアランドも中飛に抑えて最終回を無失点で切り抜けた。
レッズはそのまま0対5と敗れたものの、ルークは対戦相手の監督であった父に対して成長した姿を見せることができた。ちなみにメジャーの歴史において息子が対戦相手の監督として父親と対峙した初めての事例となった。
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