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レッドソックスに大谷獲得のチャンスは? 番記者が回答

2017.11.28 14:29 Tuesday

 メジャーリーグの大半の球団を巻き込む形で繰り広げられている大谷翔平の争奪戦。MLB公式サイトではファンから寄せられた「レッドソックスに大谷獲得のチャンスはあるのか」という質問に、レッドソックスの番記者を務めるイアン・ブラウンが回答している。

 数多くの球団が大谷獲得に乗り出すなか、ブラウンは「レッドソックスが争奪戦に加わっているチームの一つであることは間違いない」としている。しかし、レッドソックスは大谷獲得に使えるインターナショナル・ボーナスプールが46万2500ドルしか残っておらず、300万ドル以上のボーナスプールを残すレンジャーズ、ヤンキース、ツインズや、150万ドル以上のボーナスプールを残すパイレーツ、マーリンズ、マリナーズなどに後れを取る形となっている。ブラウンはこれが「ボストンにとっての障壁」であると述べている。

 そして、レッドソックスの強みとして、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田澤純一、上原浩治といった日本人選手が在籍し、活躍してきた球団であることを挙げている。そうした歴史があるため、日米の文化的なギャップについても寛容であり、日本人選手が快適にプレイできる環境であることを強調。現在はレッドソックスに所属している日本人選手はいないものの、日本人の考え方や日本の文化を理解してくれる球団であることは、きっと大谷にとってもポジティブな要素となるに違いない。

 さらに、大谷獲得に向けて「球団内での役割について説得力のある交渉をしていかなければならない」と指摘。ブラウン自身は大谷が二刀流を実現できる環境を望んでいると推測しており、レッドソックスがそのような環境を整備できるかどうかが交渉のカギを握ることになるだろう。レッドソックスの先発ローテーションにはクリス・セール、デービッド・プライスといった大物先発投手がおり、彼らを差し置いて大谷優先の先発ローテーションを編成するのは難しいかもしれない。このあたりが大谷獲得に向けての最大のハードルになるかもしれない。


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