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大谷争奪戦から脱落のヤンキース サバシアと再契約の可能性

2017.12.5 17:27 Tuesday

 大谷翔平争奪戦の一次審査で不合格通知を突き付けられたヤンキース。ブライアン・キャッシュマンGMは「可能であれば、我々は常に先発ローテーションのグレードアップを目指している」と語っているが、通算237勝を誇るベテラン左腕との再契約に動く可能性が浮上した。

 ヤンキースは田中将大、ルイス・セベリーノ、ソニー・グレイの3人で来季の先発ローテーションの3番手までは確定。今季メジャーデビューを果たし、155回1/3を投げて9勝7敗、防御率3.88をマークしたジョーダン・モンゴメリーも先発ローテーション入りが有力視されるが、少なく見積もっても先発投手が1人足りない。マイナーに候補者がいないわけではないが、計算できる先発投手を1~2人獲得しておきたいところだろう。

 そこで浮上したのが今季限りでフリーエージェントとなったCCサバシアとの再契約である。キャッシュマンは先日、サバシアの代理人を務めるカイル・サウザンドと話し合いの場を設けており、また、サバシアは繰り返しヤンキースへの復帰願望を口にしている。「サバシアは長い間ヤンキースで活躍してくれた。クラブハウスでもグラウンド上でも投手陣のなかでもリーダーの一人だった。そして今、彼はフリーエージェントだ」とキャッシュマンはサバシアについて語ったが、先発投手を補強したいヤンキースと、ヤンキースと再契約を結びたいサバシアの間で利害は一致しており、再契約に向けて何の障壁もないように思われる。

 37歳のサバシアは今季27試合に先発して14勝5敗、防御率3.69をマーク。3年ぶりに規定投球回には届かなかったが、4年ぶりとなる2ケタ勝利をマークし、通算237勝の実力が健在であることを十二分にアピールした。サバシアは「若い選手たちと一緒にワールドシリーズを制したいんだ」とヤンキースへの思いを語っている。

 ヤンキースはフリーエージェント市場でアレックス・カッブの獲得を狙う可能性も取り沙汰されているが、現時点ではサバシアと再契約を結ぶ可能性が最も高いと言えるだろう。「投手力は最も重要であり、特に先発ローテーションは大切だ」と語ったキャッシュマンの決断に注目だ。


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