レッドソックス ラミレスの放出に動く可能性も
2017.12.22 16:41 Friday
今季の正一塁手であるミッチ・モアランドと再契約を結んだレッドソックスはレギュラー9名の顔ぶれが固まった。しかし、レッドソックスはさらなる強打者の補強を模索しており、フリーエージェントの強打者を獲得する場合にはいずれかのポジションを空ける必要がある。そうしたなかで、ハンリー・ラミレスを放出する可能性が浮上しているようだ。
現時点でのレッドソックスの来季予想布陣は正捕手にクリスチャン・バスケスを据え、内野は一塁がモアランド、二塁がダスティン・ペドロイア(開幕から2ヶ月を欠場予定)、三塁がラファエル・ディバース、遊撃がザンダー・ボガーツ、外野は左からアンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツ、そして指名打者にラミレスという顔ぶれ。モアランドとの再契約により今季のレギュラーがそのまま維持される形となった。
しかし、今季リーグ最少の168本塁打に終わったレッドソックスは打線の強化を目指しており、フリーエージェントのJ.D.マルティネスらが獲得候補に挙げられている。マルティネスを獲得するのであれば外野または指名打者の枠を空ける必要があるが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンらによると、レッドソックスはラミレスへの関心の度合いを測っているようだ。今季のラミレスは打率.242、23本塁打、62打点、OPS.750を記録。昨季は打率.286、30本塁打、111打点、OPS.866の好成績をマークしたが、今季は高額年俸に見合わない不本意な成績に終わってしまった。かつては遊撃手として活躍したラミレスだが、現在は一塁手兼指名打者。ポジションが限られるうえに、来季年俸は2275万ドルとなっており、トレードを成立させるのは容易ではない。
ラミレスに対してどれくらいの需要があるのかは定かではないが、少なくともレッドソックスが強打者の獲得に成功した際に放出が検討される対象の一人であることは間違いない。デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長が放出を否定するブラッドリーJr.を放出する方が現実的かもしれないが、まずは念願の強打者を獲得することが先決だ。レッドソックス・ファンのもとに強打者獲得という「クリスマス・プレゼント」は届くのだろうか。
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