レッドソックスがJ.D.マルティネスに5年契約をオファーか
2018.1.4 12:30 Thursday
USAトゥデイ・スポーツによると、今オフのフリーエージェント市場で入手可能な最高の打者であるJ.D.マルティネスがレッドソックスから5年契約のオファーを受けているようだ。レッドソックスは今オフ、打線強化を最優先課題として補強に動いている。
昨季のマルティネスは足の故障により1ヶ月ほど出遅れたものの、タイガースでは57試合に出場して打率.305、16本塁打、39打点、OPS1.018の好成績をマーク。7月中旬にダウェル・ルーゴら3選手とのトレードでダイヤモンドバックスへ移籍すると打棒はさらに加速し、62試合で打率.302、29本塁打、65打点、OPS1.107という素晴らしい成績を残した。シーズントータルでは119試合のみの出場に留まり、規定打席には届かなかったものの、打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066と自己最高の成績をマーク。1試合4本塁打を記録するなど、強烈なインパクトを残した1年だった。
そのマルティネスを欲しているレッドソックスは昨季のチーム本塁打が168本でリーグ最下位。デービッド・オルティスが引退した穴を埋めることができず、打線は迫力不足の感が否めなかった。また、同地区ライバルのヤンキースがジャンカルロ・スタントンの獲得に成功し、アーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェスらが並ぶ打線をさらに強化。こうした事情もあり、今オフのレッドソックスは打線の強化が急務となっていた。
レッドソックスの今オフの主な動きは正一塁手のミッチ・モアランドと再契約を結んだことくらい。これにより昨季のレギュラー9名を維持することには成功したが、もちろん大きな上積みはなし。45本塁打、OPS1.066をマークしたマルティネスは喉から手が出るほど欲しい存在である。もしレッドソックスがマルティネス獲得に成功すれば外野ないし指名打者から1人がレギュラー落ちすることになり、その場合にはジャッキー・ブラッドリーJr.またはハンリー・ラミレスがトレード要員になることが予想される。レッドソックスの補強が落ち着くまでにはもうしばらく時間が掛かりそうだ。
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