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ドジャース エース級先発投手の獲得に自信

2017.7.28 11:00 Friday

 クレイトン・カーショウの離脱により先発投手の獲得が噂されているドジャースは、7月末のトレード期限までにダルビッシュ有(レンジャーズ)、ソニー・グレイ(アスレチックス)、ジャスティン・バーランダー(タイガース)といった一線級のスターターを獲得できると自信を持っているようだ。

 ドジャースは現在、バーランダーよりもダルビッシュ、グレイの獲得交渉に重きを置いている。また、複数年保有可能なグレイにはポストシーズン進出を目指す球団のほかにもブレーブスなどが触手を伸ばしており、獲得レースにおける競争相手はダルビッシュの方が少ないと見られている。

 レンジャーズは現時点ではダルビッシュを放出する意思があるのかどうかを明らかにしていないが、昨日のマーリンズ戦での大敗によりワイルドカード圏内から4.5ゲーム差となっており、ポストシーズン争いからは脱落気味。今月の残り4試合の戦いぶりによっては一気にダルビッシュのトレードが加速する可能性もある。

 新労使協定により、レンジャーズがダルビッシュを放出せずにシーズン終了後にフリーエージェントとして流出した場合、レンジャーズが得られるのは最高でも2018年ドラフトにおける3巡目の前の補償指名権(おそらく全体70位台)となる。ダルビッシュを放出すればこの補償指名権で得られる選手よりも優れたプロスペクトを獲得できることは確実であり、レンジャーズがポストシーズン進出を諦めればダルビッシュは高確率で放出されることになるだろう。

 また、アスレチックスはグレイとのトレードでセンターを守れるトップ・プロスペクトの獲得を望んでいる。アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース)、ビクター・ロブレス(ナショナルズ)、エステバン・フロリアル(ヤンキース)らがこれに該当するが、アスレチックスの要求を受け入れ、グレイを獲得する球団は現れるだろうか。

 バーランダーに関しては残り2シーズン、各2800万ドルという高額年俸がトレードの大きな障壁となっている。ドジャースはバーランダーの登板を視察しているものの、2018年の贅沢税を削減したい(あるいはゼロにしたい)と考えており、ダルビッシュやグレイに比べるとバーランダー獲得は現実的ではない。

 他にも、ポストシーズン争いから脱落寸前のツインズがアービン・サンタナと先日獲得したばかりのハイメ・ガルシアを放出する可能性があるという情報も出てきており、トレード期限の7月末まで、各球団の先発投手獲得レースは続くことになりそうだ。


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