チャップマンが最終回に登板し久々のセーブ
2017.9.10 12:20 Sunday
剛腕が久々に最終回のマウンドに立った。ヤンキースのアロルディス・チャップマンが日本時間9月10日に行われたレンジャーズ戦で9回に登板すると実に8月16日(日本時間)のメッツ戦以来となるセーブを挙げてチームの勝利に貢献した。
今回のレンジャーズ戦ではルイス・セベリーノとアンドリュー・キャッシュナーの両先発による投手戦によって7回までレンジャーズが1対0とリードしていた。そして迎えた8回表のヤンキースの攻撃では先頭打者のトッド・フレイジャーに死球を与えたところでキャッシュナーが降板すると、替わったばかりのアレックス・クラウディオを攻め立て、チェイス・ヘッドリーの犠飛で1対1の同点に追いついた。チームに舞い込んだ良い流れをガッチリと引き寄せて9回にはタイラー・オースティンの適時打とヘッドリーの押し出し四球で3対1と勝ち越しに成功した。
そして2点リードの9回裏、マウンドに上がったのはチャップマン。最速102マイルの直球を武器に2者連続三振を含む打者3人で締めて今季17セーブ目を記録した。最後の打者となったマイク・ナポリを102.2マイルの直球で空振り三振にとり圧巻の投球を披露した。
故障で途中離脱はあったものの、シーズンのほとんどを守護神として過ごしてきたチャップマンだったが日本時間8月12日のレッドソックス戦から4試合連続で失点するなど不安定な投球が続き、中継ぎへと配置転換となっていた。この4試合では0勝1敗2セーブ 防御率14.54の成績を残していた。その後は5試合に登板して0勝1敗1ホールド 防御率1.93と安定感をみせていたことで今回、久しぶりにセーブ機会での登場となった。
試合後、チャップマンは「自分がどの場面で投げるのかは重要ではない。登板するときはいつもアドレナリン全開でひたすら投げるだけだ」と淡々とした表情で振り返っていた。
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