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ヤンキース・田中 王手をかけて第5戦のマウンドへ

2017.10.18 11:56 Wednesday

 ヤンキースが逆転勝利で第4戦を制し、2勝2敗のタイとなったア・リーグ優勝決定シリーズ。第5戦では第1戦で投げ合った田中将大(ヤンキース)とダラス・カイケル(アストロズ)が再び相見える。田中は得意の本拠地での登板で、ヤンキース・キラーの左腕にリベンジを果たすことができるのだろうか。

 今季の田中はアウェイで防御率6.48に終わったのに対し、本拠地ヤンキー・スタジアムでは防御率3.22と安定した成績を残している。インディアンスとの地区シリーズ第3戦では7回無失点の快投を披露したが、思えばあの試合も本拠地での登板だった。リーグ優勝決定シリーズ第1戦では敵地での登板ながら6回2失点と力投したが、チームを勝利に導くことはできず。田中はより良い結果を求めてマウンドに上がる。

 「ボール自体は悪くなかったと思うけれど、正確に投げなければならなかった。特にランナーがいる状況では」と田中は通訳を介して前回登板を振り返った。「前回はそれができなかった。だから次回の登板ではより良い仕事をする必要がある。スプリッターもそこそこ良かったと思うけれど、前の登板(=地区シリーズ第3戦)ほどではなかった」

 田中にとっては明日がポストシーズンでの通算3度目の本拠地での登板となる。過去2試合では計12イニングを投げて10奪三振、防御率1.50をマーク。好投しているが、ポストシーズンでカイケルに投げ勝っていないというのも事実である。「今の自分があるのは間違いなく日本での経験のおかげ。でも、2015年のワイルドカード・ゲームでの経験が一番大きいと思う。あの経験が今のピッチングに生かされている」と田中は本拠地でカイケルと投げ合った2015年のワイルドカード・ゲームを振り返る。あの試合でカイケルに投げ負け、今年のリーグ優勝決定シリーズ第1戦でもリベンジを果たせず。田中にとってはチームの王手はもちろん、「三度目の正直」をかけた登板にもなる。

 カイケルは田中について「彼はとても優秀な投手だよ。彼と投げ合うときは味方の大量得点は期待できないから、いつも以上に気合いが入るんだ」と語る。田中vsカイケルの第3ラウンド。この勝負を制し、ワールドシリーズ進出に王手をかけるのはいったいどちらのチームだろうか。


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