第22週のMVPはホゼ・ラミレスとサマージャ
2017.9.6 10:38 Wednesday
第22週(8月28日~9月3日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはホゼ・ラミレス(インディアンス)、ナ・リーグはジェフ・サマージャ(ジャイアンツ)が選出された。
ラミレスは打率.538(26打数14安打)、4本塁打、6打点、OPS1.863と驚異的な打棒を発揮し、第11週に続いて今季2度目かつ自身2度目の週間MVPに輝いた。今季2度の週間MVPを受賞したのはジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)に次いで2人目、ア・リーグの選手では初めてである。14安打、6二塁打、34塁打、長打率1.308はリーグトップ、4本塁打は同トップタイ、打率.538は同2位、出塁率.556は同3位の好成績だった。8月前半は不振に陥ったラミレスだったが、8月下旬に入って復調。8月27日からの3試合で計8安打を放つと、9月3日のタイガース戦では3二塁打、2本塁打で5打数5安打の大暴れ。2本塁打はいずれも相手の外野手にアシストされたものであり、珍プレイとして話題になった。1試合5長打は歴代最多タイの数字であり、昨年6月のクリス・ブライアント(カブス)以来史上10人目の快挙達成となった。昨季開花したドミニカ共和国出身のスイッチヒッターが、今季さらなる成長を遂げ、快進撃を続けるインディアンスを牽引している。
サマージャは2試合に先発して16イニングを投げ、1勝0敗、防御率0.56、14奪三振の好成績をマーク。カブス時代の2013年8月以来自身2度目の週間MVP受賞となった。また、ジャイアンツの選手としては今季初の週間MVP受賞となっている。8月28日のパドレス戦では相手打線を散発3安打に封じ、奪三振5、与四球0で2年ぶりの完封勝利をマーク。9月2日のカージナルス戦では勝利投手になれなかったものの、7イニングを投げて相手打線を2安打に抑え、奪三振9、与四球2、失点1という安定したピッチングを披露した。今季のサマージャは28試合に先発して9勝12敗、防御率4.31と冴えない数字が並んでいるものの、183.2イニングで184三振を奪っている一方で、与えた四球は28個だけ。与四球率1.37はクレイトン・カーショウ(ドジャース)、イバン・ノバ(パイレーツ)といったコントロール自慢の投手たちを凌ぎ、メジャートップの数字である。残念ながら6年連続の2ケタ敗戦となってしまったが、3年連続の2ケタ勝利にもあと1に迫っている。
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