第23週のMVPはホズマーとJ.D.マルティネス
2017.9.12 10:41 Tuesday
第23週(9月4日~9月10日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはエリック・ホズマー(ロイヤルズ)、ナ・リーグはJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)が選出された。
ホズマーは打率.538(26打数14安打)、2本塁打、8打点、OPS1.471の好成績を残し、意外なことに自身初となる週間MVPに輝いた。打率.538と14安打はリーグトップ、出塁率.586は同2位、長打率.885は同3位、8打点は同4位タイの数字であり、この好成績を評価されてロイヤルズの選手としては今季初(昨年9月のケンドリズ・モラレス以来1年ぶり)となる週間MVP受賞となった。期間中の全7試合に出場して6試合で安打を放ち、うち5試合がマルチ安打。日本時間9月8日から4試合連続でマルチ安打を記録しており、日本時間9月9日の最終打席から8打数連続安打を継続している。これはホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)らと並ぶ今季メジャー2位タイの数字であり、ダニー・バレンシア(マリナーズ)が記録した今季メジャー最長記録まであと1、1999年にジョー・ランダが記録した球団最長記録まであと2に迫っている。今季はキャリアハイの打撃成績を残しており、今オフのFA市場では大型契約を手にすることになりそうだ。
マルティネスは打率.429(28打数12安打)、7本塁打、11打点、OPS1.663という大爆発で自身5度目、ナ・リーグでは自身初となる週間MVPに輝いた。タイガースに所属していた第7週と第15週にも週間MVPを受賞しており、今季3度受賞した選手はマルティネスが初めてである。7本塁打、11打点、長打率1.214はいずれもリーグトップの数字であり、ダイヤモンドバックスの選手としては第7週のジェイク・ラム以来今季2人目の週間MVP受賞者となった。該当期間の初戦となった日本時間9月5日のドジャース戦で、マルティネスは第2打席から4打席連続本塁打を記録。1試合4本塁打は史上18人目となる大記録であり、同じ試合の7回、8回、9回に本塁打を放った史上初の選手となった。日本時間9月9日からのパドレス3連戦では計3本塁打を放ち、出場した直近7試合で8本塁打の固め打ち。足の故障で開幕から1ヶ月を欠場したにもかかわらず、ここまで出場102試合で37本塁打、OPS1.030と驚異的な打棒を発揮している。ホズマーと同じく今オフにフリーエージェントとなるため、争奪戦が繰り広げられることは間違いなさそうだ。
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